チェンマイの「蝶Bar」と「蝶Café」

タイ北部は蝶をはじめとする昆虫の宝庫である。僕も1980年から機会あるごとにチェンマイで昆虫を追っかけてきた。そして今はチェンマイにコンドミニアムを借りて悠々自適に暮らしているが、そのチェンマイライフがコロナで途切れている。

コンドミニアムから歩いて5分程のところに蝶づくしの「蝶Bar」と「蝶Café」がある。ジムで体を動かし、屋台で晩ご飯を食べ、そして「蝶Bar」で暫し寛ぐ。どっかの国のマナーの悪い客はいない。ホッとするひと時である。

蝶づくしの「蝶Bar」

天井も高く開放感のある雰囲気のいいBarである。カウンター下には蝶々がいっぱい。スコッチのボトルをキープしているので水割りをつくってもらう。グラスも素敵だ。そしてタイ語会話のレッスンが始まる(笑)

いまにも蝶が舞いそうな「蝶Café」

イスにもテーブルにも蝶がとまっている

しかしこの外のテーブルは使わず、エアコンの入ったビル内で北タイ産の美味しいコーヒーを飲む

チェンマイには老後を楽しんでいる日本人も多いが、僕は言葉の障壁を乗り越えてでもタイ人100%の中で暮らしたい。

第二次世界大戦中タイ南部に侵入した日本軍の足跡

(1)ナコーンシータマラートにある慰霊碑

第二次世界大戦中、日本軍は大東亜共栄圏構想によりナコーンシータマラートにも上陸した。部隊の目的はイギリス植民地のマレー進攻であったが、ナコーンシータマラートにおいてもタイ国軍との戦闘が発生した。これにはタイ側の情報伝達の遅れにも起因したという。日本軍としてはタイ南部はマレー進攻のための通過地、 駐屯地としての認識が強かった。

昭和16年12月8日未明、タイ側からすれば突如侵入してきた日本軍と戦闘状態になったが、結局、日タイ間で軍隊通過協定が8日正午ごろ成立し、それで戦闘は終結した。

その後、日本とタイの交渉は急速に進み、12月21日に日タイ同盟条約が正式調印され、それに基づく日タイ共同作戦に関する協定が翌17年1月3日に成立している。
さらにタイは1月25日、米英に対して宣戦布告し、枢軸国側の一員となった。

昭和16年12月8日未明、突如侵入してきた日本軍と果敢に交戦したタイ国軍兵士の銅像

モニュメントの説明

慰霊碑には、タイ人の犠牲者の名前が刻まれており、若い人や軍人がお参りしていた。僕が頭を下げながら日本語で「ごめんなさい」とつぶやいたら、微笑んでくれました

(2)カンタンにある日本軍が掘ったトンネル

インド洋側のタイ国鉄の終着駅カンタンから少し離れた小高い丘に、第二次世界大戦中に日本軍が掘って使用していたトンネルがある。訪問した日はちょうど地元の小学生が見学に来ていて、先生が説明をし、児童たちに「2482~2488年」を何度も複唱させていた。タイ仏歴2482~2488年は、1939~1945年にあたる。

地元の小学生が大戦中に日本軍が掘ったトンネルを見学に来ていた

トンネルの入り口には銃を持った日本兵の像があり、タイ語で「日本軍のトンネル」と記されている

トンネルの内部は特に何があるわけでもない

トンネルを出ると視界が広がり、遠くにトラン川が見える

トンネルの外には日本軍が使用した大砲もある

タイの地方を旅していると、日本とタイの繋がりを考えさせられることがある。今回は、第二次世界大戦中の日本とタイ南部の関係を考えさせられた。

若い頃は昆虫の分布や分類を通してタイを見てきたが、歳を重ねるごとに視野が広がってきた。

タイ南部の影絵芝居ナンタルン博物館

ナコーンシータマラートを中心にしたタイ南部に「ナンタルン」と呼ばれる影絵芝居がある。これはインドネシアから入ってきたといわれ、タイ南部の伝統芸能となり古くから庶民の間で親しまれてきた。現在でもお寺のお祭りやお祝い事などがあると見ることができるが、その文化もしだいに薄れてきているという。

この影絵芝居ナンタルンで使われる人形は、なめした牛や水牛の皮などに細かい透かし彫りを施し、色を入れ、光を投影した時にその美しさがスクリーンに映し出される。

「スチャート・サプシン影絵博物館」の設立者スチャート・サプシン氏は、ナンタルン芸能でタイ王国国家芸術家として2006年に認定され、ナンタルン芸能の保存と継承に努めてきた。ナコーンシータマラートの郊外にある彼の住宅は、文化遺産を保存する施設になっている。

「スチャート・サプシン影絵博物館」 の入口

「影絵芝居」スクリーンの裏から影絵人形に光を投影し物語が展開される

50~100年前の影絵人形

左:第二次世界大戦中の影絵人形、右:1795年の影絵人形

影絵芝居上映中に演奏される楽器

博物館は2階建てで、2階が主な展示室になっている

インドやインドネシア、中国、トルコなど国々の影絵人形も展示されている

第二次世界大戦中および1947年の影絵人形

影絵人形すべてに名前がある

工房では職人さんが微細なノミとトンカチで細かい穴を空け影絵ゾウを制作していた

よく見るとデザインの下書きが施され、周囲は油を付けた小刀でカットするという

色もスクリーンに綺麗に出るように細い竹で作った筆を使い、特製の絵の具で染め付けるところも見せてくれた。彼女が精魂込めて作った影絵人形

博物館にはショップもあり、影絵人形のTシャツを3枚買った(笑)

影絵博物館訪問より前に、タイ南部をローカル列車で旅していたとき、列車内におじさんが影絵芝居に出てくる登場人物のキーホルダーを売りに回ってきた。ふつうはおばちゃんがご飯や飲み物、果物を売りに回って来るが、そのおじさんは影絵キーホルダーだけを携えていた。1つ10バーツ(33円)全種類買った(笑) 2015年夏

「スチャート・サプシン影絵博物館」 へは、ナコーンシータマラート駅近くからソンテウで送ってもらった。

博物館で説明を聞いていると、インドネシアで見たワヤンを思い出すと同時に、子供の頃いつも楽しみにしていた自転車で来る紙芝居をふと思い出した。 2019/10/19

Shadow play, Nakhon Sri Thammarat, S Thailand

チェンマイ大学の学食のぶっかけランチ

チェンマイ大学の広大なキャンパスには、各学部ごとに安くて美味しい学食がある。ひと皿25~35バーツ、約100円で昼ご飯が食べられる。

農学部の学食

12時を過ぎると学生たちが押し寄せてくるので、その前にランチ

メインは毎日替わるぶっかけ飯

サイドメニューもいろいろある

麺類もいろいろあり、日によっては鶏肉カオソーイ(25B)もある

3品にカイダーオをのせてもらって35B(110円) 鶏肉とジャガイモはマッサマン

それぞれに料理名があるが指差しで十分通じる30B(100円)

トーマンプラー2個つけて35B(110円) パクチースープはセルフサービスで無料

2品にカイダーオをのせて30B(100円)

経済学部の学食

食べたいランチのブースに並ぶ

昼時は学生でいっぱいになる

これで35B(110円)、国立大学は国から補助が出ているので安い

人文学部の学食

文系学部は学生数が多いので厨房の人はたいへん

南タイのイカ・カレーって感じ、カイダーオのせても25B(80円)

教職員食堂のぶっかけランチ

インゲンやキクラゲやナスの料理をのせてもらって35B(110円)、生キュウリ、生シカクマメはセルフサービスで無料。生でシカクマメを食べると、口の中がスッキリする

いつもぶっかけ3品+カイダーオだけど、この時の1品は別小鉢 35B(110円) マナオや生野菜はセルフで好きなだけ

付け合わせの野菜はフリー、高菜があるのが嬉しい 30B(100円)

教職員食堂にはタイの伝統的なお菓子のデザートがあり、女性教員が美味しそうに食べていたので僕も(^ム^) 8個選び40Bだったので1個5Bかな(17円)。一方学食の方にはアイスをはじめ多種多様なデザートが販売されている

毎回飲み物は7Bのペットボトルの冷えた水を飲んでいるので、ぶっかけランチ代が35B+水代が7Bで42B(140円)

キャンパス内には学食の他にエアコンの入った小奇麗なカフェも点在するが、街中の料金とほぼ同じである。また、アイスコーヒーやタイ茶などが安く気軽に飲めるオープンカフェもある。

来週は新型コロナワクチン接種の1回目を受ける。2回目は来月で、晩秋にはチェンマイに戻りたい!

はまる食品の「辛口コオロギ」を試食

長崎県佐世保市のはまる食品から「辛口コオロギ」(タイ産フタホシコオロギの素揚げレッドペッパーコオロギ)を配送してもらった。

ピリ辛で最高に美味かった(^o^)丿 これまで食べた通販の昆虫食の中で一番美味しいかも

印刷ではなく手書きの言葉が添えられていた。

タイ料理が好きな方はぜひ試食を。 1袋5g、700円

ピリ辛でとても美味しい「辛口コオロギ」

「辛口コオロギ」のパッケージ

手書きの言葉が添えられていた

僕は「はまる食品」の回し者ではありません(笑)

サゴゾウムシ幼虫「サゴワーム」はとても美味しい

長崎県佐世保市の「はまる食品」さんにご多忙のところご無理を言って調理してもらった「レッドペッパー・サゴワーム」 ただでさえ美味いサゴワーム、僕の好きな辛いレッドペッパーをからませたサゴワームはもう最高。芯まで完璧に乾燥させないことでサゴワームのうま味が出てた(^o^)丿

特注なのでパッケージに「レッドペッパー・サゴワーム」のラベルがない(^ム^)  ご丁寧にレシピまでご教示下さった。「生のサゴワーム解凍 → 茹でる → 蒸す → 辛み成分と塩分を沁み込ませる → 乾燥」 はまる食品さん、本当にありがとうございました。感謝、感謝です。

レッドペッパー味のサゴワーム

特注なのでパッケージに「レッドペッパー・サゴワーム」のラベルがない

ヤシ類の侵入害虫ヤシオオオサゾウムシ ( サゴゾウムシ )の成虫、Wikipediaより

オサゾウムシ科のヤシオオオサゾウムシRhynchophorus ferrugineus (Olivier,1791)は、昆虫食界ではサゴゾウムシ、幼虫を「サゴワーム」と呼んでいる。本種は、東南アジアおよびオセアニアの熱帯地域に広く分布し、サゴヤシやココヤシ、アブラヤシなどのヤシ類を食害している。街路樹や植栽用としてのヤシ類の需要の高まりにより、ヤシ類と共にサゴゾウムシも世界各地の亜熱帯・温帯地域に分布を広げ、日本では1975年ごろに沖縄に侵入し、今では西日本各地に部分的に広がっている。

卵からふ化した幼虫は他のゾウムシ類と同様に脚がなく、太いイモムシ状をしている。幼虫はヤシ類の成長点付近を食べて成長するが、1本のヤシに多数の幼虫が食い込むと成長点がひどく食害されてヤシの成長が止まり、葉柄が次々と折れ、やがてヤシそのものが枯死する。

自分で作る「ソムタム」はまた格別

まだ帰れないチェンマイに思いを馳せる

何ひとつ料理を作れない大昔の九州男児が、自分で食べる「ソムタム」を作る(笑)

「ピーラーはダメ、やっぱり包丁を使わないとね」 「新鮮な青パパイヤの千切りの1本1本がピーンとシャキッとしてないと美味しくない」 「ポイントは、あまり叩き潰さないこと」と言うまでに成長しました(笑)

自分好みのソムタムを作る

なんか要領が分かってきた~

チェンマイの馴染みのぶっかけ飯屋、忙しいお昼の時間帯を外して行くと、いろいろ教えてくれたり、体験させてくれたりしますヽ(^o^)丿

普通にぶっかけ飯を食べるだけでも、香草を使った郷土のスープや、自分ちで収穫した果物や、オーガニック葉の生ジュースや、パクチー盛など何かしらサービスしてくれます。感謝をどうやって表現したらよいか分かりません。小銭のチップは置いていきますが… たぶん僕がタイ人が好きってことは伝わっていると思います(笑)

タイ東北部イサーン料理の食材「牛の脳」

新鮮な「牛の脳」この一皿で100バーツ(340円)、焼いて食べると美味しいらしい。一方では、牛は農耕で散々酷使しているので食べられないという地元民もいる。ベトナムで猿の脳を食べる文化があることは現地で聞いたことがある。

「牛の第2胃」蜂の巣状に筋がある。約1.5kg イサーンスープに入れたり、焼いたり、炒めたりして食べるという。日本でも焼肉でお馴染みのハチノス。

イサーン料理の食材「牛の脳」

イサーン料理の食材「 牛の第2胃」ハチノス

昆虫は可食部の割合が多いというが、国や地域によっては哺乳類も負けてはいない。

タイ東北部イサーン料理の食材 「カエル」

世界一大きなガマガエル

タイ東北部のヤソートーンに世界一大きなガマガエルのオブジェがある。内部はちょっとした博物館になっていて、日本のガマガエルも展示されている。ガマガエルの口の部分は展望台になっていて見晴らしもよい。

ガマガエルの内部はミニ博物館

ガマガエル専門の博物館、見学順路は床にカエルの足跡で表示

日本のガマガエルも展示されている

ガマガエルの口の部分は展望台

イサーン料理の食材「カエル」

市場では捕獲したカエルをそのままバケツや網に入れて販売したり、表皮を剥いで販売したり、またオタマジャクシの段階で販売したりしています。 少しグロいけど、唐揚げにすると美味しい。カエルで有名なヤソートーン滞在中は、毎日異なるカエル料理を食べていました。

下処理された状態で販売

表皮を剥いだ状態で販売

生きたままの状態で販売

オタマジャクシの状態で販売

市場周辺や夜市などでは竹に挟んで焼いたガマガエルの姿焼きが普通に売られている。鶏肉に似た食感である。将来、日本が食糧難になったら、カエル料理や昆虫料理が一般化するんだろうな・・

タイ東北部イサーン料理の食材「ネズミ」

タイ東北部の人々は、動物質の食材として基本的に豚や鶏、川魚を食べるが、野生の小型哺乳類も食べる。貧しいからではなく、美味しいからだという。

タイ北部チェンマイの馴染みの食堂で、豚バラチャーハン「カオパット・ムー」を注文すると店主は冗談で「カオパット・ヌー」?といつもふざけ合ってコミュニケーションをとっている。 「ヌー」とはネズミのことで「ネズミのチャーハン」(笑) 豚「ムー」とネズミ「ヌー」、タイ語の発音は難しい。タイ北部ではネズミは食べないようである。

食材としての「ネズミ」

タイ東北部メコン川沿いの街ムクダハンの市場で、ネズミを売っていた。体はぷよぷよして、やわらかかった。1匹100バーツ(340円) このネズミは穀類を食べるネズミで、刻んでガパオ炒めにするという。タイの大都市部の飲み屋街にはデカいドブネズミがいるが、それとは全くの別もの

目の前で若い奥様が1匹買って行きました

「ネズミ」と「リス」

タイ東北部サコンナコンの市場で、また別の種類の田ネズミとリスを売っていた。 「ネズミ」はバナナの葉に包み焼き、「リス」は骨ごとミンチにして辛く炒めて食べるという

タイではムササビも食べるというが、まだ市場で見たことがない。

タイ料理の起源を考えるとき、今でこそタイ料理は何百種類とあるだろうが、アユタヤ時代やスコータイ時代には、何をどのようにして食べて生活していたのだろうか…