タイの「サーモン」の正体

タイ人は「サーモン」が大好きである。日本料理店に行くとタイ人がサーモンの刺身やにぎりを食べている。マグロはめったに見ない。

きょうのタイ語の授業のときサーモンの話になった。

そのタイ人が食べている「サーモン」には、 ปลาแฃลมอน プラーサーモン(サケ)と ปลาเทราต์ プラートゥラーウ(ニジマス)の2種類が含まれていることを知った。しかし大半はニジマスであるという。

回転寿司へ行ってもサーモンよりマグロの方に目が行くのでよく見てなかった。分類学的にもサケもニジマスもサケ科サケ属に分類されているが、味はかなり違うと先生はいう。

「サケ」はノルウェーから輸入しているが、淡水魚「ニジマス」は国家プロジェクトとしてチェンマイの山間部で養殖されているという。

上が「ニジマス」ปลาเทราต์ で、下が「サケ」ปลาแฃลมอน

「ニジマス」ปลาเทราต์ は、チェンマイ県ドイ・インタノンの標高 1,300m のところにあるロイヤルプロジェクトの施設で養殖されているという

左がいわゆるサーモン「サケ」ปลาแฃลมอน で、右が「ニジマス」ปลาเทราต์

左が「サケ」 ปลาแฃลมอน 、右が「ニジマス」ปลาเทราต์

こんど日本料理店へ行ったら、サケがあればニジマスと食べ比べてみたいと思う。しかし先生は、養殖ニジマスには寄生虫がいるかも知れないので火を通したものを食べた方がいいかも、と付け加えた。

ぶっかけ飯の注文の仕方が面白い

私が住んでいるコンドミニアムの1階に「ぶっかけ食堂」がある。ここの「ぶっかけ飯」の注文の仕方が少し面白い。

先ずご飯の種類を聞かれる。「白ご飯」か「玄米ご飯」か「炒飯」かを決めなければならない。そしてたくさんあるお惣菜の中から食べたいものをいう。お惣菜名が分からないときは指で示す。お皿の真ん中にご飯が盛られ、その周りに注文したお惣菜が盛られていく。

さらにオプションとして「目玉焼き」「揚げ春巻き」「鶏もも肉のフライ」「長豆とナスの天ぷら」「魚のすり身揚げ」「揚げソーセージ」「揚げ魚」「味付き卵」などが用意されている。

また麺類だけを注文することもできる。「太麺焼きそばを20バーツと竹の子ビーフン炒めを20バーツ」という具合に注文する。

料金は、私はよく食べるのでだいたい40バーツから60バーツ、腹減ってて1度だけ70バーツの時があった。

「白ご飯」を指定して、お惣菜2品に「鶏もも肉のフライ」と「味付き卵」を付けるとこうなる

「玄米ご飯」を指定し、お惣菜3品に「目玉焼き」

「炒飯」を指定し、お惣菜を2品のせてもらった。炒飯はうす味。炒飯も玄米ご飯も白ご飯も同一価格なのだ

また麺類だけを注文することもできる。その時はどれを何バーツ分欲しいかを伝える。「太麺焼きそばを20バーツ、竹の子ビーフン炒めを20バーツ」と注文するとこのようになる

ご飯の種類を紹介するためにご飯が見えるような画像を選んだが、いつも最後に目玉焼きをのせてもらうので基本的にはご飯は見えない(笑)

ここで食べる「ぶっかけ飯」は朝昼兼用のブランチで、午後は切売り屋台のフルーツやコンビニのスナックで済ませている、というかそれで十分である。

チェンマイにはリタイヤーしたお年寄りの日本人がたくさん住んでいる。みんな寄り添って高い日本食ばかり食べているようだ。円安・バーツ高でたいへん、1バーツ4円弱である。しかし好きなお惣菜をチョイスして50バーツ=200円でブランチができる。栄養面も考えながら自由に食べられる「ぶっかけ飯」最高\(^o^)/

チェンマイで「ほおずき」を食す

コンドミニアムの1階のぶっかけ食堂で、女性店主がぶっかけ飯に「ほおずき」をサービスでのせてくれた。「ほおずき」って食べられるのかなと見てたら、さらに4個手渡してくれた。

子供の頃、ほおずきの実の中身を出し、膨らませて舌にのせ、音を出して遊んでたことを思い出した。食べるものではなかった。食べてみると、想像とは違ってミニトマトのような食感だった。

食事を済ませ部屋に戻りネットで調べてみると、思い描いていたのは「観賞用のほおずき」で、それとは別に「食用のほおずき」があることを知った。ほおずきといえば実を包んでいる袋状の赤いガクを思い浮かべるが、「食用ほおずき」のガクは赤くならず緑から薄茶色になって収穫されるという。

食べてみると、味は甘酸っぱく、フルーティな風味さえ感じられる。これは野菜として食べるというよりは食後、フルーツやデザート感覚で食べるようである

ぶっかけ飯にのった「ほおずき」の写真を撮ってたら、店の袋から出して皿に盛ってくれた。市場で買って1個あたり3バーツ(12円)もするとか、驚きである

包丁を借りて断面を見てみたら、小さな種子が散在していた。ポンラマーイ(果物)というが、あながち間違ってもいない

女性店主が何度も「ビタミンC」と言っていたので調べてみると(引用):

美容と健康に良いといわれる成分が豊富

食用ほおずきには、ビタミンA、ビタミンC、そして女性に不足しがちなカルシウムやマグネシウムなどが豊富に含まれています。特に生活習慣病予防や脳の活性化などに良いと言われているイノシトールの含有量が多いことでも注目されています。イノシトールにはコレステロールを低下させたり、脂肪肝、がん、動脈硬化など様々な病気を予防する効果があると考えられています。そのため、近年ではスーパーフードとしても注目されているのです。

きょうはぶっかけ食堂でたいへん良い勉強をさせてもらった。浅草寺のほおずき市で見る赤い観賞用のほおずきとは別物だった。

昨夜は「文化昆虫学」の調査(笑)

昨夜は「文化昆虫学」の調査でした(笑)

サンデー・ナイト・マーケットを歩いていたら、蝶々のシャツを着ている女性を発見。頼み込んで写真を撮らせてもらいました。この女性の会社の同僚にも蝶々が好きな日本人がいるとか(゚д゚)

そしていつもの「昆虫食」の定点調査。店主は後ろでお孫さんを抱いて、お嬢さんが素揚げ昆虫を売ってました。

調査を終え、ターペー門の近くでビアリオを3本飲んだ。

帰りはソンテウに乗り、気分良くお堀沿いを動画撮影(笑)

蝶々のシャツ、値段を聞いたらだいぶ前に買ったので覚えていない、と。正面からの写真も撮らせてもらった。何のためにタイ語教室に通っているのか、こういうときのためにタイ語の勉強をしてます(笑)

ゲンゴロウにタガメ、スタンダードな素揚げ昆虫、この他に10種類ほどの揚げ昆虫が並んでいた

ターペー門の近くの飲み屋でリオビールを3本飲んで気分爽快、たぶん蝶々のシャツ着た女性の撮影が出来たからだろうな…(笑)

酔っ払ってソンテウに乗り、お堀沿いを動画撮影


ここのところ、昆虫屋台の素揚げ昆虫の種類は同じものばかり。セミの素揚げが出ないな…

チェンマイ・ライフは楽しい(^_^)/~

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前に下記の投稿をしています

炒飯食べ、マンゴー買って帰る

チェンマイ・ライフ

ジム帰りに晩ご飯。 タイで食べる炒飯は、バンコクに住んでた頃よりカニ炒飯が好きだった。しかしチェンマイに住んで知った「カオパット・ジュッ」 これは食堂のスタッフ(経営者)が僕用に考案してくれたメニューのようだ。このジュッという発音が次来たとき他のスタッフには通じないと思うので「カオパット・ジュッ・100バーツ」と注文したら分かるかも、と。これが6年前の出発点だった。野菜も取れて安心の一品。400円

炒飯に、「豚肉のニンニク炒め」と「空心菜炒め」と「目玉焼き」がセットになっている。

この食堂の前の道路を渡るとご夫婦でやっている切売りのフルーツ屋さんがある。2~3日に1回、マンゴーを2個買って帰る。2個とも一口サイズに切ってビニール袋に入れてもらって50バーツ(200円) 冷蔵庫で一旦冷やして食べるが、大きな楕円形の種の部分にもまだ果肉が付いているので、それを手で持ってしゃぶるのもまたいい。毛羽立った種だけが残る(笑)

チェンマイ、シリマンカラジャーン通りにあるタイ食堂「Khao Tom Baht Diao」と「切売りフルーツ屋さん」

グリーンカレーと赤唐辛子

チェンマイ・ライフ

きょうぶっかけ飯の1品に「グリーンカレー」をチョイスした。汁物はお椀に入れてくれる。

辛かったので部屋に戻りチャイエン(甘い冷たいタイ茶)を飲みしばらくするとお腹の調子がおかしくなり、トイレに座る。

日本で食べるグリーンカレーは、僕の場合ほとんどがヤマモリのレトルトのグリーンカレーで、それには調理された軟らかい唐辛子が2本入っていて、あまり気にしてなかったが、先ほどネットで「グリーンカレー」を見てみると、日本人のレシピには必ず「赤パプリカ」は出てくるが、生の赤唐辛子は出てこない。

きょう食べたぶっかけ飯の1品「グリーンカレー」には、生の赤唐辛子がいくつも入っていて、少し無理して食べたのが原因である。出すものを出したら、すぐに僕の胃腸は元気になった(笑)

グリーンカレーはタイ語で、แกงเขียวหวาน ゲーンキャオワーン

タイ料理は、ある程度辛いから美味しい❗

昆虫食をテーマにした授業風景

大阪府立住吉商業高等学校の樋口先生の昆虫食をテーマにしたした授業風景の動画です。昆虫とは無縁な高校生が、先生の指導により楽しみながら昆虫食について考え、体験します。

1限目は、家庭科の授業で「コオロギせんべい」を自分たちで調理し、試食する。

2限目は、理科の授業で「昆虫食について」講義があり、実際に生きたコオロギとふれあう。

私もコオロギの画像を提供させていただきました。

これから学校でこのような昆虫食をテーマにした授業がどんどん増えていけばいいな…

生徒たちが活き活きしているのが印象的

揚げ虫を売り歩く女性、チェンマイ

チェンマイに限らずタイの地方都市にはたくさんのオープン(屋根なし)飲み屋がある。そこにビール販売促進の若い女性がいることもある。そんな中を縫うように発泡トレーに入った「つまみ」を売りまわる女性たちの姿がある。その「つまみ」の中に必ず素揚げにしたカイコの蛹とコオロギのトレーが混じっている。

サンティタムのオープン飲み屋街で「つまみ」を売り歩く女性。素揚げにしたコオロギとカイコ蛹も持っている

しかしどの売り子さんも揚げ虫は一番上にはなく下に隠れている

素揚げにしたカイコの蛹と白コオロギ、1パック10バーツ(40円弱)

このようにハーブで味付けされた揚げ虫もある。1パック20バーツ(80円弱)

そんなに一人で何パックも食べられないので、こういう時のためにチップの20バーツ紙幣を用意している

ほらほら売れてる。揚げ虫を買っているとは限らないけど(笑)

サンティタム地区にはこんなオープン飲み屋がいくつもある

スコッチとグラスだけは持ち込み

この女性はファイケーオ通りを次の飲み屋街に向けて歩いているところを馴染みの屋台の店主に呼び止めてもらって撮影。当たり前のように素揚げのカイコの蛹と白コオロギを持っていた

こちらの女性は先日(2022年末)シリマンカラジャン通りで出会った。揚げ虫を下から取り出し、見せてくれた。ありがとう

マスクをしていない写真は、2020年2月から3月にかけて写したもの。

白コオロギ(イエコオロギ)とカイコ蛹はよく見かけるが、黒コオロギ(フタホシコオロギ)はあまり見かけない。タケムシはなかなかお目にかかれない。

心が洗われるドイステープ寺院

毎日コンドミニアムの自室から眺めている「ドイステープ寺院」へ久しぶり参拝に行った。

チェンマイ大学正門の少し先にドイステープに登るロッデーン(赤い車)の発着所があり、そこには明朗な料金表が掲げられている。ドイステープ寺院下まで片道50バーツ。学生の頃は、たしか登りが30バーツで下りが25バーツだったように記憶している(1バーツ=10円時代)。

ドイステープ寺院の階段登り口でロッデーンを降りると、さらにその先の景勝地までの料金の案内板が目に飛び込んできた。それらの場所までは学生時代はまだ未舗装で、徒歩やレンタルバイクで行っていたところである。いつかまたロッデーンに乗り行ってみよう。

ドイステープ寺院へのお参りは、ケーブルカーが出来てからは、登りはケーブルカーで、帰りは長い階段を歩いて下りている。

チェンマイ大学正門の先にドイステープ行きのロッデーンの発着所がある。最小10人とあるが、7~8人集まれば出発する

30分ほどでドイステープ寺院の階段下に到着する

ここから先の景勝地への料金表が目に飛び込んできた。昔はメオビレッジと呼んでいたが、今はモンビレッジと呼んでいる。メオという呼称は見下したともとられがちなのでモンが使われるようになった、という

ロッデーン(ロッ=車、デーン=赤)」、チェンマイの人たちはこう呼んでいる。帰りの観光客を乗せてチェンマイ市内へ戻る

下の通りから見える仏像

こちらの仏像も下の通りから見える

道路を少し下ったところに「ケーブルカー」乗り場入口がある。この階段を上り右に曲がるとチケット売り場とケーブルカー乗り場がある

チケット売り場へ進むと、ドイステープ寺院入場料30バーツとケーブルカー片道20バーツがセットで販売される

ケーブルカーは1両で少し大きめのエレベーター型をしている。車内から見るとこんな感じ。下りとすれ違う

ケーブルカーを降りると、こんな風景が開けている

先ずは境内の中心でお参りをする

そして靴を脱ぎ、左脇の階段から入る。右階段は基本的には出口

中央にそびえ立つ黄金の仏塔

黄金の仏塔の周りには数々の参拝場所がある

ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所

ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所

綺麗な花が咲いている

ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所

ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所。自分の生まれた曜日の守護仏にお参りをする

自分が生まれた金曜日の守護仏は、右手を左手の上に置き、胸元で交差させ、仏法と伝道について瞑想する立像である。 仏陀が悟りを開き、これから人々に説法へと赴く前の姿といわれ、法を説くことに対して自問自答している姿だという。炎を生命にみたてランプの下に溜まっている油を柄杓ですくい上げ、ランプにかけ長寿を祈る

金曜日はタイ語で วันศุกร์ ワン・スゥック、金曜日生まれの人はこの守護仏の前の「 ศุกร์ 」スゥックと刻まれたところにお賽銭を入れてお祈りをする

守護仏は、「日曜日」「月曜日」「火曜日」「水曜日午前」「水曜日午後」「木曜日」「金曜日」「土曜日」「日々の仏像」の全部で9体

黄金の仏塔の周りには、数々の仏像

黄金の仏塔の周りを祈りを捧げながら廻る参拝者

釣り鐘を揺らさず内部の撞木で鳴らす。大きい鐘の音がする

大きな象の彫刻もある。白象に乗った王様かな?

この方はどなたでしょう… タイ語が読めません

ここは記念撮影のスポットのようだ。待っている人がいる

あいにくガスってたが、ここが眺望の第一のスポット。チェンマイ市街地が一望でき、チェンマイ空港も見える

ここが眺望の第二のスポット

こんなのも昔は無かった。日陰をつくるスポットなのだろうか?

最近建てられた立像を祀ったお堂

素晴らしい木彫のレリーフもある

どうやら著名な高僧のようだ

お釈迦様が入滅した場所に生えていたとされる「沙羅の木」

飲み物やアイスを売る店もある

ドイステープ寺院の正式名称は、วัดพระธาตุดอยสุเทพราชวรวิหาร ワットプラタートドーイステープラーチャウォーラウィハーンと書いてある。階段を登って来るとここにたどり着く。ドイステープ寺院の玄関口である

階段を登り終えると左右に鬼(ヤック)がいる。右側の鬼

左側の鬼、門をしっかり見張っている

今にも動き出しそうなうねった二匹の蛇神ナーガ。手すり代わりにこれに触れながら300段以上ある階段を登ってくる人もいる

長い階段を下りてくると右側に小さな飲食店街がある

最初の登り口(僕はケーブルカーで登ったので最終地点)両脇には宝くじ屋が並んでいる

ドイステープ寺院に初めて行ったのは1980年、お参りが主ではなく夜お寺のライトに飛んでくる研究用の昆虫を採集するためだった。夜階段を懐中電灯つけ登ろうとすると野犬が吠えかかってくるのが怖かった。昼間はおとなしくしているが、夜になると豹変する。どんなに昼に食べ物を与えても夜になると吠えかかる。階段の真ん中ぐらいまで吠えながらくっついてくるので、昆虫の竿で追い払いながら後ろ向きで登っていた。テナガコガネもここで採ったし、今ではよい思い出となっている。