毎日コンドミニアムの自室から眺めている「ドイステープ寺院」へ久しぶり参拝に行った。
チェンマイ大学正門の少し先にドイステープに登るロッデーン(赤い車)の発着所があり、そこには明朗な料金表が掲げられている。ドイステープ寺院下まで片道50バーツ。学生の頃は、たしか登りが30バーツで下りが25バーツだったように記憶している(1バーツ=10円時代)。
ドイステープ寺院の階段登り口でロッデーンを降りると、さらにその先の景勝地までの料金の案内板が目に飛び込んできた。それらの場所までは学生時代はまだ未舗装で、徒歩やレンタルバイクで行っていたところである。いつかまたロッデーンに乗り行ってみよう。
ドイステープ寺院へのお参りは、ケーブルカーが出来てからは、登りはケーブルカーで、帰りは長い階段を歩いて下りている。
チェンマイ大学正門の先にドイステープ行きのロッデーンの発着所がある。最小10人とあるが、7~8人集まれば出発する
30分ほどでドイステープ寺院の階段下に到着する
ここから先の景勝地への料金表が目に飛び込んできた。昔はメオビレッジと呼んでいたが、今はモンビレッジと呼んでいる。メオという呼称は見下したともとられがちなのでモンが使われるようになった、という
「ロッデーン(ロッ=車、デーン=赤)」、チェンマイの人たちはこう呼んでいる。帰りの観光客を乗せてチェンマイ市内へ戻る
下の通りから見える仏像
こちらの仏像も下の通りから見える
道路を少し下ったところに「ケーブルカー」乗り場入口がある。この階段を上り右に曲がるとチケット売り場とケーブルカー乗り場がある
チケット売り場へ進むと、ドイステープ寺院入場料30バーツとケーブルカー片道20バーツがセットで販売される
ケーブルカーは1両で少し大きめのエレベーター型をしている。車内から見るとこんな感じ。下りとすれ違う
ケーブルカーを降りると、こんな風景が開けている
先ずは境内の中心でお参りをする
そして靴を脱ぎ、左脇の階段から入る。右階段は基本的には出口
中央にそびえ立つ黄金の仏塔
黄金の仏塔の周りには数々の参拝場所がある
ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所
ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所
綺麗な花が咲いている
ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所
ここも黄金の仏塔の周りにある参拝場所。自分の生まれた曜日の守護仏にお参りをする
自分が生まれた金曜日の守護仏は、右手を左手の上に置き、胸元で交差させ、仏法と伝道について瞑想する立像である。 仏陀が悟りを開き、これから人々に説法へと赴く前の姿といわれ、法を説くことに対して自問自答している姿だという。炎を生命にみたてランプの下に溜まっている油を柄杓ですくい上げ、ランプにかけ長寿を祈る
金曜日はタイ語で วันศุกร์ ワン・スゥック、金曜日生まれの人はこの守護仏の前の「 ศุกร์ 」スゥックと刻まれたところにお賽銭を入れてお祈りをする
守護仏は、「日曜日」「月曜日」「火曜日」「水曜日午前」「水曜日午後」「木曜日」「金曜日」「土曜日」「日々の仏像」の全部で9体
黄金の仏塔の周りには、数々の仏像
黄金の仏塔の周りを祈りを捧げながら廻る参拝者
釣り鐘を揺らさず内部の撞木で鳴らす。大きい鐘の音がする
大きな象の彫刻もある。白象に乗った王様かな?
この方はどなたでしょう… タイ語が読めません
ここは記念撮影のスポットのようだ。待っている人がいる
あいにくガスってたが、ここが眺望の第一のスポット。チェンマイ市街地が一望でき、チェンマイ空港も見える
ここが眺望の第二のスポット
こんなのも昔は無かった。日陰をつくるスポットなのだろうか?
最近建てられた立像を祀ったお堂
素晴らしい木彫のレリーフもある
どうやら著名な高僧のようだ
お釈迦様が入滅した場所に生えていたとされる「沙羅の木」
飲み物やアイスを売る店もある
ドイステープ寺院の正式名称は、วัดพระธาตุดอยสุเทพราชวรวิหาร ワットプラタートドーイステープラーチャウォーラウィハーンと書いてある。階段を登って来るとここにたどり着く。ドイステープ寺院の玄関口である
階段を登り終えると左右に鬼(ヤック)がいる。右側の鬼
左側の鬼、門をしっかり見張っている
今にも動き出しそうなうねった二匹の蛇神ナーガ。手すり代わりにこれに触れながら300段以上ある階段を登ってくる人もいる
長い階段を下りてくると右側に小さな飲食店街がある
最初の登り口(僕はケーブルカーで登ったので最終地点)両脇には宝くじ屋が並んでいる
ドイステープ寺院に初めて行ったのは1980年、お参りが主ではなく夜お寺のライトに飛んでくる研究用の昆虫を採集するためだった。夜階段を懐中電灯つけ登ろうとすると野犬が吠えかかってくるのが怖かった。昼間はおとなしくしているが、夜になると豹変する。どんなに昼に食べ物を与えても夜になると吠えかかる。階段の真ん中ぐらいまで吠えながらくっついてくるので、昆虫の竿で追い払いながら後ろ向きで登っていた。テナガコガネもここで採ったし、今ではよい思い出となっている。