タイの風変わりな「うどん」2品

カオピアックセン(ラオス風うどん) カオ=米、ピアック=糊状にドロドロに煮込んだ、セン=麺

米粉にデンプン質を多く含むタピオカ粉を混ぜるため、麺はモチモチとした食感である。トコロテン式に押し出して湯の中に投入して麺化するため、丸亀製麺のうどんのようにコシはない。小麦粉が原料の日本のうどんよりは細く丸麺である。

トッピングには、細長く切ったムーヨー(豚肉ソーセージ)や鶏挽肉、刻みハーブをのせる。

調べてみると、この「うどん」の起源はベトナムらしく、ラオスを経てタイ東北部に入ってきたようである。

タイ東北部ウボンラチャタニで食べた「カオピアックセン」 地元の人は短く「カオピアック」と呼んでいる。細長く切ったムーヨー(豚肉ソーセージ)と鶏挽肉、刻みハーブがのっている

この店のメニュー。ムーヨー(豚肉ソーセージ)のせだけだと25バーツ(80円)、ムーヨーと鶏挽肉のせは30バーツで、大盛はそれぞれ5バーツ増し

▇ センプラー(魚うどん) セン=麺、プラー=魚

白身魚をすり身にして麺を作るが、タイラーメンによく入っている魚肉団子をうどんのように細長く切ったものと考えればよさそう。ほんのり魚の香りがする。ダイエットにいいらしい。

魚すり身麺は日持ちしないので、出している店は少ない。

タイ北部チェンマイの麺中心の食堂で、偶然この「センプラー」に出会った。トッピングは練り物とワンタン、むかご

「うどん」とは、小麦粉を練って長く切った、ある程度の幅と太さを持つ日本の麺料理である、と。そもそも「カオピアック」も「センプラー」も「うどん」とは似て非なるものである。

タイ国鉄南線の支線終着駅「カンタン」

カンタンはタイ南部のインド洋に面したとても小さな街である。その街にあるタイ国鉄南線の支線の西の終着駅「カンタン」は、バンコクから約870km、1日1往復する快速列車で約17時間かかる。南線から同支線に入る列車は、もう1本あるがひと駅手前のトラン駅で折り返すのでカンタン駅まで行く列車は1本のみである。

カンタン駅から500m先の河岸に貨物専用のカンタン港がある。カンタン駅はかつてカンタン港からの海運物資の輸送拠点駅だったが、現在は鉄道からトラック輸送に取って代わっている。

しかしカンタン駅のホームには、インスタ映えする素敵なカフェがある。

1日に1本しかない列車に乗り、トランから終着駅カンタンに向かう途中の風景。ハスイモの葉がデカい。若葉と茎は、激辛の名物料理ゲーンソム(汁カレー)に入れて食べる

車窓からの眺めを楽しんでいるのはタイ人旅行者。地元の人々は車で移動する。トランからカンタンまで25km、所要時間30分ほどで、5バーツ(17円)

院生時代は昆虫の調査でよくトランの街で生活していたが、ひと駅先の終着駅「カンタン」へは行ったことがなかった。地図のトランの先にほんの少しだけ線が延びているが、その終点がカンタン駅

タイ国鉄カンタン駅の正面。からし色をしてる

カンタン駅の全景。至ってシンプル

車輪止めの代わりに礫岩が積み上げられている

駅ホームの正面に往年の蒸気機関車が鎮座している

駅ホームにある素敵なカフェ。駅舎の色と同じからし色

お姉さんに「カフェローン」(ホットコーヒー)を注文したら、何か聞き返されたが、何を聞かれたのか分からなかったので、とりあえず首を縦にふっておいた。 そしたら出てきたのがプルメリアの花をデザインしたコーヒーアートだった(^O^) プルメリアは妻の好きな花なので、彼女に飲ませてあげたかった

カフェの名は「Love Station」

駅前に美味しいカオマンガイ屋があった

カオマンガイを3口ほど食べスープを飲み干し、つい日本語で「うまい!」とつぶやいたら、サービスでもう一杯出してくれた。日本語が分かったのかなぁ。。。 鶏肉も柔らかくて美味しかった。40バーツ(140円)

これがとても美味しかったそのスープ

カンタン滞在中、僕のわがままを聞き入れてくれたソンテウの運転手。かつて日本軍が使用していた洞窟や、タイ最初のゴムの木栽培の原木や、海鮮料理などいろいろと案内してくれた、感謝、感謝

夜は宿の家族にカラオケに連れて行かれた。こんな小さな街にもカラオケがあった。列車の旅、ふれあいの旅が好きです。

Kantang Railway Station, S Thailand

美味しかったタイラーメン「バーミーナーム」

タイラーメンはざっくり言って「バーミーナーム」と「クイッテオナーム」がある。バーミーナームの麺は小麦粉が原料のちぢれ麺(中華麺)で、一方クイッテオは米が原料である。

今回は、これまでに食べた中で美味しかったバーミーナームをアップします。 2022/11/02 更新

バンコクで食べた「バーミーナームムーサップ」豚挽肉のタイラーメン

チェンマイで食べた「バーミーナームペット」鴨肉のタイラーメン

タイ東北部サコンナコンで食べた「バーミーナームヌアルークチン」牛肉と魚つみれのタイラーメン

バンコクで食べた「バーミーナームトムヤムルークチン」魚つみれのトムヤム味タイラーメン

タイ南部トランで食べた「バーミーナームムーデーンキヤオ」チャーシューワンタン入りタイラーメン

タイ南部ナコーンシータマラートで食べた「バーミーナームタオフートート」揚げ豆腐のタイラーメン

チェンマイで食べた「バーミーナームムー」 60B

チェンマイの MAYA kitchen の「バーミーナーム」65B

チェンマイの Khao Tom Baht Diao の「バーミーナーム」 麺がとてもキレイな黄色で、少し甘みがある。60B 2023/4/5 更新

チェンマイで食べた「バーミーナームルークチンガイ」魚つみれと鶏ガラのタイラーメン。煮込んだ鶏ガラは別容器だった

具材全種盛りバーミーナームを注文したら、麺と別々に出てきた。チェンマイ

チェンマイで食べた「バーミーガオラオ」 ガオラオはご飯と一緒に注文するのが一般的だが、僕はご飯の代わりにバーミーを注文する

タイラーメンを食べるとき麺を直接すする食べ方は、タイ料理を食べるときのマナーとしてはあまり良くないとされているので、なるべくレンゲに少量ずつ麺を乗せながら音をあまり立てないように食べたいものであるが、僕は日本でラーメンを食べるときと同じように食べています(笑) タイ人にそこのところを聞いたことありますが、「全く気にしなくて大丈夫ですよ」と。

銅鑼は何のためにある?

むかし時計が普及していなかった頃、お寺で銅鑼を叩き周りに時を告げていた。その名残が、タイ語で午前1時をティー・ヌン(叩く・1)、午前2時をティー・ソーン(叩く・2)というふうに今に残っている。

一方、私たちが神社の社殿で鈴緒を振って鈴を鳴らしお参りするのと同じように、銅鑼を叩いてお参りしている光景も見る。あるいは、銅鑼の中央の盛り上がった部分を両手で擦り、なんとも言えない不思議な共鳴音を響かせ願い事をしたりもしている。また、お寺で僧侶がお経を上げているとき節目に銅鑼を叩いたり、僧侶の集団生活における合図にも使っているようである。

ところが、直径が優に10m以上ある銅鑼もあり、これは叩いたり擦ったりはできない。

タイ東北部ウドンタニで見た銅鑼。このタイプの銅鑼はお寺でよく見かける

タイ北部ランパーンで見た銅鑼。白を基調とした銅鑼は少ないかも

チェンマイ大学の新入生歓迎のドイステープ山トレッキングのスタートの合図は、学長が銅鑼を叩く

ランパーンの山の上にあるお寺の銅鑼。僧侶に叩いていいか尋ねたら「ダーイ、ダーイ」と返ってきたので叩いたら、銅鑼の音が山にこだました

タイ東北部タートパノムの寺院の敷地内に、巨大な銅鑼があった。中心にaseanと書かれ、その周りにASEAN諸国の国旗がデザインされていた。おそらくASEAN10ヵ国、仲良くしようね、というメッセージではないだろうか

これもイサーンで見た巨大な銅鑼。お寺の歴史を記念して造られたのかも

タイ南部ナコーンシータマラートの王室寺院ワット・プラ・マハタートの回廊にある銅鑼。大きい方の銅鑼は参拝者が両手で中央の盛り上がった部分を擦り共鳴音を出しているところ。そのあと、手前の参拝者のように手を合わせお祈りをする

銅鑼は結局いろんな使われ方をしているようです。仏教のひとつの文化的側面を見た気がします。

チェンダオの地獄寺ワット・メーイート

仏教の教えの中に「悪いことをすると地獄に堕ちる」という教えがある。タイの地獄寺ではそれを具現的にリアルに表現し、子供の教育だけでなく大人の戒めにもなっているようである。

タイ北部チェンマイ県チェンダオ郡にある地獄寺ワット・メーイートは、チェンマイからローカルバスで1時間半北へ行ったチェンダオの中心から、チェンダオ洞窟へ向かう途中の右側にある。

この地獄寺の特徴は、巨大なお化けピーが4体あり、そのピーの足元で繰り広げられている地獄絵図にある。

ノッポなお化けピーが4体いるが、4体も並んでいる地獄寺は他にはないと思う。最初見たときテナガエビを連想してしまった(笑) そのピーの足元で繰り広げられている地獄絵図がおぞましい

樹木を切り倒すノコギリで身体を真っ二つに切断している地獄絵図

腹を切り開いて内臓を鳥に食べさせるという地獄絵図

浮気したら裸でトゲトゲの木に登らされるという地獄絵図

お寺の本堂に鎮座する仏像

釈迦牟尼坐像の横に月を食べている像、月の満ち欠けを支配しているという

チェンダオ洞窟へ行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

Chiang Dao, Chiang Mai, N Thailand

紅いスイレンの花が咲く湖タイ東北部ウドンタニ

タイ東北部ウドンタニ市内から車で1時間ほど南東へ行ったところに、「タレーブアデーン」ทะเลบัวแดง(タイ語で赤い蓮の海)が広がっている。毎年12月から2月上旬にかけての早朝、湖面が紅いスイレンの花で埋め尽くされ、まるで夢の中にいるような幻想的な景色を見ることができる。

ハスとスイレンはよく似ているが、ハスの葉は切れ込みはないが、スイレンの葉には深い切れ込みがあるので簡単に区別できる。

紅いスイレンの花が咲き誇った湖で小舟に揺られるという、夢の中にいるような体験だった。複数名乗れるひとまわり大きな舟もあるが、小舟の方が湖面に近くて料金的にも安い。2時間300バーツ約1000円だった。

早起きして「紅いスイレンの花咲く湖」へ小舟をくり出した

紅いスイレンの花で埋め尽くされ、とても幻想的

船頭さんがスイレンの芽生えている処まで寄ってくれた

スイレンとハスの違い:葉に切れ込みがあるのがスイレンで、ハスの葉には切れ込みがない

スイレンの葉には「切れ込み」がある

行ったのは2016年の12月末だったけど、最近はドローンを飛ばして記念写真を撮ってくれるサービスがあるようです。

Red lotus Lake in Udon Thani, NE Thailand

タイで見る創作ロボット

小さい頃テレビで、鉄人28号やエイトマンやスーパージェッターなどロボット漫画をよく見ていたが、タイ人も創作ロボットが好きみたい。

チェンマイの雑貨屋の入り口に、集客のためか廃材を利用して作ったロボットがいる。それにしても凝ってるな…

製作に力入ってるな~ 左は女性なのかな(笑)

これは仮面ライダーを模したものかな… ウボンラチャタニにて

これは廃品となった扇風機で作ったのか… チェンマイの廃材置き場にて

これは芸術作品か? チェンマイ大学キャンパスにて

ロボットへの憧憬は、万国共通なんだろうな~ 昨今のロボットと言えば、人と会話ができる癒やし系ロボットや、部屋を自動で掃除するロボット、レストランで料理を運ぶロボット、工場で同じことを正確に早くこなすロボットなど進化がめざましいですね。

タイ国鉄ランパーン駅

駅舎は2階建てで、タイ北部の建築様式とヨーロッパの建築様式を組み合わせて建てられ、開業以来ゆうに100年が経っているという。バンコクのフアランポーン駅から寝台列車で10時間以上かかる。チェンマイ駅からだと2時間半ほどである。

駅前には退役した日本製の蒸気機関車C56が鎮座している。SLマニアにはたまらない。

蒸気機関車728号機、1936年日本車輌製造、製造番号414、C56 の勇姿が、駅前を飾る

幼少の頃の夢だった蒸気機関車の運転士、運転席に上ってみた。石炭のくべ方がよく分かった

運転席から顔を出したら最高の景色だった

チェンマイ発ナコンサワン行きの普通列車がホームにすべり込んできた。列車同士の衝突を避けるため単線では欠かすことのできないタブレット。今まで持っていたタブレットをホームに落とし、新たなタブレットを受け取る運転士

ランパーン名物の馬車のオブジェが、誇らしげに駅のホームにあった

バンコクとランパーンを往復する列車

食堂車のスタッフが洗い物をしていた。機関車を付け替え、今度はバンコクへ

機関車の付け替え作業中

ホームはとても長い。国旗が添えられた「นครลำปาง NAKHONLAMPANG」駅表札

ホーム先端近くにある車両基地に停車していた、GE型ディーゼル機関車。1966年にアメリカで製造された機関車で、フロントガラスが3分割になっている

駅舎内の切符売り場。深夜発着の列車があるので24時間営業。タンブンして、自分の将来・来世のために徳を積みましょう(笑)

線路がまだチェンマイまで延びてないうちは、ランパーン駅が終着駅だった。

Nakhon Lampang Railway Station

タイ東北部から恐竜の化石

タイ東北部は太古、海の底であった。そのことはいろんな地質学的事実により明らかである。

実は、タイ東北部のコンケン県およびカラシン県を中心とした地域では、保存状態も良い様々な種類の恐竜の化石が多数発掘されており、現在も発掘作業が続けられている。

発掘された恐竜の化石類は、コンケン県の「プーウィアン恐竜博物館」やカラシン県の「シリントーン博物館」で研究・展示されている。

タイ東北部をドライブしていると道路沿いで大きな恐竜のオブジェに出会う。

タイ東北部ナコンパノムの郊外で出会った恐竜

タイ東北部ナコンパノムの郊外で出会った恐竜

タイ東北部ナコンパノムの郊外で出会った恐竜

タイ東北部ナコンパノムの郊外で出会った恐竜、子供のようにウキウキする

こういう看板を見るとどうしても中に入りたくなる。ナコンパノム

恐竜の足跡をリアルに見ることのできる青空博物館。ナコンパノム

恐竜の子供の足跡

恐竜の子供たち

恐竜の足跡が残るためには堆積した土の質が鍵になるらしい

恐竜の足跡の発掘現場

タイ東北部カラシンにある「カラシン恐竜公園」

タイ東北部カラシンにある「カラシン恐竜公園」

タイ東北部にある「カラシン恐竜公園」タイにこんな時代もあったのだ。われわれ人類の先輩たち

「カラシン恐竜公園」の近くにあるお寺に恐竜の化石が無造作に置いてあった。お賽銭がのっている

タイ東北部コンケンにあるワット・ノンウェーン寺院の境内に、蓮の花をくわえた恐竜がいた

チェンマイ大学キャンパスにも恐竜がいる

卒業式シーズンになると角帽をかぶる(笑)

タイ東北部を廻る旅はとても楽しい。今回のように道路沿いに恐竜はいるし、タイの中でも特に辛いイサーン料理を食べたり、ラオス風のお寺の数々、ユニークなお祭り、風変わりな食材を売る市場の散策などなど…

そんなにイサーンが好きならば移り住めばいい、とコンケン大学の昆虫学の先生に言われたことがある (^_^;)

NE Thailand

シジミチョウの交尾

タイ東北部カラシンの小高い山の中で、シジミチョウが交尾しているのを目撃した(2019/1/7) 前翅に半透明部分があるのがどこか神秘的だ。左がメスで右がオス

山の上にあるお寺に参拝のため登っていたところ、山道から少し外れた樹木の葉上で発見し、撮影した

Kalasin, NE Thailand