日本ではあまり食べられないケラ

日本には二十四節気に「啓蟄」がある。これは地中で冬眠していた「ケラ」たちが出てきて活動を始める時期のことをいう。

また、ケラのことを一般的に「おけら」と呼ばれている。俗に無一文状態のことも「おけら」というが、これはケラの姿が前足を広げた様子がお手上げ状態を思わせるところからきている。

そんなケラだが昆虫分類的にはバッタやコオロギに近いのに日本では昆虫食としては親しまれてないように思う。

タイでケラが添えられたパスタを食べた

タイでケラの香草トマトサルサを食べた

バイトゥーイで香りづけされたケラ

バイトゥーイで香りづけされたケラ

塩で味付けされたケラ

こぶみかん葉とバイトゥーイで香りづけされたケラ

素揚げされたケラの幼虫

チェンマイ「コムローイ祭り2025」メージョー会場

一生に一度は見てみたい、上げてみたいスカイランタン・コムローイ

今年の「コムローイ祭り」は11月5日と6日だったので、5日メージョー会場へ行ってきた。

毎年この時期に開催される仏教行事コムローイ祭り โคมลอย は、満月の夜空に和紙で作ったコム「天燈」を放ち、天にいる仏陀に感謝の気持ちを捧げたり、お願い事をしたりする、とてもロマンチックで幻想的なチェンマイのお祭りである。

多くの人がここで記念撮影をしていた

コム「天燈」を上げる前に腹ごしらえ 好きなものを自由に食べることができる

このブースはもち米系の食べ物 真ん中のバナナの葉に包まれた「もち米と卵カスタード」は特に美味しかった

揚げバナナ、揚げサツマイモ、揚げサツマイモボール

北タイのおこし

チェンマイ名物カオソーイのブースは何カ所もあった

タイラーメンクイッティアオも

パック詰めの料理も山積み状態、その中でカオマンガイを選んだ。ローカル色豊かなもち米系も

リュウガンジュース、レモンティー、ハイビスカスジュースなどの飲み物はあったが、ビール等の酒類はなし

食べ物、飲み物を調達したらセットされたテーブルで飲食する

食事どきを余興で楽しませてくれた。青の男性が飛び入りで入ってきた

パダウン族の人たちも来ていた

コム「天燈」を上げる直前になってスコールにあい、全員屋根のある場所に一時退避

雨が止むまでメージョー大学の学生による余興が披露された

雨がほとんど止んで雨ガッパを着たローソク舞姫たちが入場し、コムローイ祭りが始まった

コム「天燈」に熱気をためるのに苦労している人もいた。熱気をためているときコムを傾けるとコムに火がつき燃えることがある。七割方膨らむとホッとする

全員のコム「天燈」に熱気が充満したころカウントダウンが始まるが、待ちきれず放つ人も。熱気でコムがパンパンになっているとスーッと上がっていく

第1回目のリリース

第2回目のリリース

約30分間の幻想的な天体ショーは、打ち上げ花火で締めくくられた

今回は残念ながら悪天候のため満月は出なかったが、参加者は心に残る「コムローイ祭り」を堪能したことと思います。

意外に日本人リピーターがいるようです。

チェンマイ・イーペン祭り2025前夜 素焼きの「燈明」ผางประทีป に火を灯す

今年のイーペン祭りは 11月4~6日で、3日の夕方、ラーンナーの伝統である素焼きの「燈明」ผางประทีป パーンパティープに火を灯す行事が行われた。

夕方5時半ぴったりから一斉にお堀の城壁にたくさんのスタッフにより「燈明」に火が灯された。

三王記念像前では恒例の伝統タイ踊りが披露されたようだが、今年はチャーンプアック門界隈を歩いた。

木造橋の上で「燈明」に火を灯す時を待つ女性

「燈明」に火を灯すための火種 芯は金属が巻き付けられしっかりしている

5時半になるとお堀の城壁にあらかじめセットされていた「燈明」にスタッフが次々に火を灯した 交通整理係もいた

すべての「燈明」に火が灯った

6時前、まだ陽は明るい

仏に供えた「燈明」を手に取りたくなる☺ 北タイ以外からの旅行者かも

堡塁に上り撮影する内外の観光客も

普段は意識しない城壁もこの時ばかりは注目をあびる

バナナの葉で作った筏(クラトーン)にピン川への感謝と思いを込めて流す(ローイ)「ローイクラトーン祭り」や紙製のランタン(コム)に火を灯し願いを込めて夜空に放つ(ローイ)「コムローイ祭り」や華やかなパレードなどを統合してチェンマイの人たちは「イーペン祭り」と呼んでいる。

チェンマイの屋台や市場で販売されている食用昆虫

チェンマイには揚げた食用昆虫を販売している市場や夜市屋台がある。お祭りには必ずと言っていいほど揚げ虫屋台が出る。

揚げ虫の種類数が多いサンデーナイトマーケットの真ん中ターペー門よりに立つ虫屋台と、チェンマイ大学近くにあるタケムシに特化したステープ市場、通称トンパヨムは目を見張るものがある。

サンデーナイトマーケットのこの虫屋台がチェンマイで最も揚げ虫の種類数が多い。トップの写真の微笑んでる女性はこの方のお嬢さん

タイ語だけでなく英語、中国語の表記もある

ワットチェディルアン寺の「インタキン祭り」の屋台に揚げたヤシオオオサゾウムシが出ていた

ワットチェディルアン寺の「インタキン祭り」の屋台

最近できたニマンへミン・ソイ6の金曜夜市

バッタ目 Orthoptera

จิ้งหรีดดำ(チンリッダム) จิ้งหรีดทองดำ(チンリットーンダム) クロコオロギ フタホシコオロギ

バッタ目 Orthoptera

จิ้งหรีดบ้าน(チンリッバーン) จิ้งหรีดขาว(チンリッカーオ) シロコオロギ イエコオロギ

バッタ目 Orthoptera

จิ้งกุ่ง(チンクン) オオコオロギ タイワンオオコオロギ

バッタ目 Orthoptera

ตั๊กแตน(タッカテーン) バッタ

バッタ目 Orthoptera

แมลงกระชอน(メンガチョン) ケラ

カメムシ目 Hemiptera

แมงดา(メンダー) タガメ タイワンタガメ

カメムシ目

จักจั่น(チャカチャン) セミ

甲虫目

แมงเหนี่ยง (メンニァン) ตับเต่าタップタオ) ゲンゴロウ含むガムシ

チェンマイ大学キャンパス内に月初めの第一木曜日と金曜日に開催されている市の揚げ虫のブースで「ゲンゴロウ」が販売されていた。よく見ると大小あり数種類が混じっているようだったので、全部まとめて購入し調べたが、未だに同定できていない

甲虫目

แมงอีนูนメンイーヌーン) コガネムシ

甲虫目

ด้วงสาคู (ドゥアンサークー) ด้วงมะพร้าว(ドゥアンマパーオ) ヤシオオオサゾウムシ サゴワーム

サゴワーム(ヤシオオオサゾウムシ)

タケムシ 50バーツ、サゴワーム 1 袋20バーツ  ぶっといけど中はスカスカで塩味

サゴワーム(ヤシオオオサゾウムシ幼虫)の串焼き

ヤシオオオサゾウムシ幼虫(サゴワーム)

お土産用のヤシオオオサゾウムシ幼虫、1袋50バーツ

チョウ目

ไหม(マイ) ตัวไหม(トゥアマイ) カイコガさなぎ

チョウ目

หนอนรถด่วน(ノーンロッドゥアン) ロッドゥアン タケムシ タケノメイガ幼虫

 サンデーナイトマーケットの揚げ虫屋台では、揚げタケムシは壊れやすいので別扱いされている

タケムシを買いたかったらステープ市場、通称トンパヨムへ行くべし

ステープ市場トンパヨム

ステープ市場トンパヨム、取り扱っている量が桁違い

とても丁寧に取り扱っているブースもある

すでにパック入りになっているお土産用もある

「揚げタケムシ」と「炙りタケムシ」があり、「炙りタケムシ」の方が高い。 左が「揚げタケムシ」1kg 2,600B、右が「炙りタケムシ」1kg 3,600B でそれぞれ100g 単位で販売されている

「揚げタケムシ」左と「炙りタケムシ」右を頼み込んで両方50バーツずつ買って食べ比べてみたが、明らかに「炙りタケムシ」の方が風味があり美味しかった

お土産用を専門に扱っているブースもある

ハチ目

เมนแมน(メンマン) ヤマアカアリ

メンマンはチェンマイの市場で1kg 1,500~2,000バーツで取引されている、非常に高価な食用アリ

調味料

タイ醤油と胡椒で味付けをし、フォーク代わりに竹串をもらう

ビニール袋に入れてもらったら、最後の味付けは自分でやる。ナンプラーとタイ醤油と胡椒が常備されている

引き続き調査は継続中です。 To be continued

火葬の前に行われる儀式 チェンマイ

タイ語の授業で北タイの文化も教わっています。

きのう火葬の前に行われる儀式について知りました。

ご遺体に白い糸を結び、その白いつながった糸を竹などに巻き付け、後ろ手になった身内とつながり、そして糸が巻き付けられた竹を山刀で切断する。

この「タットサムパン」ตัดสัมพันธ์ という「縁を切る儀式」を行い、そして火葬するという。

これは北タイやイサーン地方の風習らしい。

そこで思い出したのが、お葬式の日には麺類を食べてはいけない、もし長い麺を食べたらつながって連れていかれるという。

チェンマイの日曜夜市で郷土料理アカアリとミツバチ入り卵焼き「カイパーム」を食す

溶き卵にアカアリやミツバチを入れて炭火で焼くタイ北部チェンマイの郷土料理「カイパーム」を食した。 2025/9/28(日)チェンマイ日曜夜市サンデー・ナイトマーケット

ミツバチ入りカイパーム 20バーツ

バナナの葉で舟形を作り、そこに流し込んで炭火で焼く

「カイパーム」のメニュー

チェンマイの日曜夜市の揚げ虫屋台 2025/9/28

コガネムシとタイに普通にいるセミ Dundubia nagarasingna

バッタ

クロコオロギ

カイコのさなぎ

シロコオロギ

ケラ

2025/9/28(日)チェンマイ日曜夜市サンデー・ナイトマーケット

チェンマイの金曜夜市で炙りヤシオオオサゾウムシを食す

ニマンへミン ソイ6で毎週金曜日夜に開催されているフライデー・ナイトマーケットで「炙りヤシオオオサゾウムシ幼虫」サゴワームが出ていた。 3匹串刺しが10Bで、ビニール袋入った生のお土産用が50Bだった

生きているヤシオオオサゾウムシ幼虫(動画)

このヤシオオオサゾウムシ幼虫の屋台の看板

お土産用の生のヤシオオオサゾウムシ幼虫 1袋50B

2025/11/14(金)

きょうは2本かるく塩を振ってもらい美味しくいただいた 2本で20バーツ

お持ち帰り用1袋50B

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ワットチェディルアンのお祭り揚げ虫屋台で「揚げヤシオオオサゾウムシ」を食べた ⇩⇩

フライデー・ナイトマーケットで伝統菓子を食す in チェンマイ

チェンマイのニマンへミン ソイ6で毎週金曜日夜に開催されるようになったフライデー・ナイトマーケットで伝統菓子を食す。 入口には大きな電飾がある。警備員にこれは孔雀を模したものなのかと話しかけたら笑われてしまった

飲食できる場所がありステージでは歌手が歌っていた

バイトゥーイ(パンダンリーフ)で作られたおやつ3種類を食べ比べた。 どれが一番美味しかったかと聞かれたので「パンダンワッフル」が最も美味しいと答えたら、多くのタイ人がそういうと(^^♪

「パンダンワッフル」Crispy Pandan Waffle 20B

「揚げパンダンココナッツパンケーキ」Fried Pandan Coconut Pancake 20B

「パンダンココナッツミルクデザート」Pandan Coconut Pancake 18個で40B

「黒ごま餅」Black sesame ricw cake 焼くところから見たが、最初は薄い生地が次第に膨らんでいく。焼き上がったら細かく切りバナナの葉で作ったお皿に入れシロップをかけて混ぜる。20B

一皿は丸餅の半分の量

お土産用の「黒ごま餅」の生地も販売されている

チェンマイの伝統菓子をカフェや市場で買って食べることはあったが、ニマンへミン ソイ6 で毎週金曜日夜開催されるフライデー・ナイトマーケットでは作っているところを見られるのが楽しい。