タイ国鉄の起点駅「フアランポーン」で国歌を聴く

タイでは、毎日朝8時と夕方の6時に公共施設やテレビなどで一斉に国歌が流れる。この国歌が流れている間は立ち止まり、直立して耳を傾けなければならないという古くからの習わしがある。

この事を初めて知ったのは学生の頃だった。タイ南部のトランという小さな街で朝8時に時計台のスピーカーから音楽(国歌)が流れ、走っていた車もバイクも停まり、周りの人たちが直立不動になり、街全体が一瞬完全に固まったのが衝撃的だった。

国歌が流れ始める数分前で休めの状態。一般の乗客はまだ椅子に座っている

時報と同時に国歌が流れ、全員直立不動で国歌に耳を傾ける

全員直立不動で流れる国歌に耳を傾ける。外国人旅行者も

タイ王国の国歌

Hua Lamphong Station, Bangkok, Thailand

タイ東北部で食べられている「ガムシ」

タイの人たちはおおらかで細かいことにあまりこだわらないし気にしないが、昆虫屋台のおばちゃんは「ゲンゴロウ」と「ガムシ」を正確に分類し、販売している。これが昆虫屋台の七不思議の一つである。

タイ東北部で食されているガムシを文献で調べてみたら、Hydrobiomorpha spinicollis、Hydrophilus bilineatus(コガタガムシ)、Sternolophus rufipes(ヒメガムシ)の3種類が記録されていた。

食べるときは、口の中を切らないように注意しよう!

タイ東北部ウドンタニの昆虫屋台で売られていたガムシ

タイ東北部ウボンラチャタニの昆虫屋台で売られていたガムシ

Water scavenger beetles of NE Thailand

チェンマイで食べる美味しい「黒系ご飯」いろいろ

タイ北部チェンマイでは、黒もち米ご飯「カオニャオ・ダム」はなかなか見ないが、黒系のご飯は普通に見かける

食堂によっては、白ご飯と黒系ご飯を選べる店もある。いずれにしても日本のご飯のように粘り気はなくパサパサ

しかし僕には、タイ黒米、タイ赤米、ライスベリー、ライスベリー玄米、混合米・・よく分からない。でも風味があり、美味しければいい(笑)

真っ黒の黒米ご飯、最初の頃はびっくりしていたが、もう見慣れた

これはいろいろ混ざっているようだ

見るからにパサパサ感がよく分かる。インディカ米だもん

スパイシーなプリックタイ生胡椒の実が入っている😄

チェンマイの街中の食堂 この揚げ豆腐料理大好き

キノコととろとろ卵のカレー炒め

フードコートのぶっかけ飯

キノコのマッサマンカレー チェンマイには普通の服を着たイスラム系の人たちも暮らしている

ベジタリアンの3種のせぶっかけ飯

チェンマイ大学の教職員食堂のぶっかけ飯 40バーツ(140円)

以上のように40バーツ(140円)位のランチにもタイ白米ではないご飯もある。

街中の食堂で気どらない「タイ料理」を食べるのが好き。

Chiang Mai, N Thailand

タイ東北部の焼きおにぎり「カオジー」

タイ東北部イサーンの人たちは、おやつ感覚で焼きおにぎり「カオジー」を食べる

ウボンラチャタニの街を夜歩くとカオジーを焼いている露店をよく見かける

もち米ご飯カオニャオを丸く整え、ココナッツミルクや塩で軽く味付けした溶き卵につけて、炭火でじっくり焼き上げる

毎食のスパイシーなタイ料理につかれたら、香辛料を使わずシンプルな味付けなので、串焼きなどのおかずとともに食べる。ムーピン(豚の甘ピリ辛串焼き)が合う

カオジー:カオ=ご飯、ジー=焼く

カオジー:イサーン風溶き卵つけ焼きおにぎり

カオニャオを丸く扁平にし、ココナッツミルクや塩で軽く味付けした溶き卵につけて、炭火でじっくり焼く。溶き卵につける前に一度軽く焼く露店もある。タイ東北部ウボンラチャタニ

カオジー屋さん ムーピン(豚の串焼き)も一緒に焼いて売っている。カオジーもムーピンもひとつ5バーツ(17円)ウボンラチャタニの夜市

ムーピン(豚の串焼き)専門店 この店のムーピンはカレー味で1本5バーツ。親子でやってるのかな… 8本焼いてもらった(タイ東北部ウボンラチャタニ)

酢漬け野菜とタレが付いて8本×5B=40バーツ、これにカオジー5B×2個=10バーツ、そして冷たいデザート

タイの人たちに紛れ込み、いろんな食文化に接する旅はとても楽しい。タイの田舎が大好き

Grilled sticky rice with egg, NE Thailand

タイのもち米「カオニャオ」は美味しい

タイの人たち、とくに東北部イサーンの人たちはもち米をよく食べる

稲(Oryza sativa)は、インディカとジャポニカとジャバニカの3つの品種があり、タイで食べられているのは細長い米粒のインディカである

また、それぞれの品種に、デンプンの2つ成分の含まれる割合によって「うるち米」と「もち米」がある

タイのもち米は、日本の粘り気のあるもち米とは若干異なり、適度なパサパサ感がある。 もち米は、炊くのではなく蒸してご飯「カオニャオ」にする

もち米「カオニャオ」と黒もち米「カオニャオ・ダム」が、串焼きといっしょに売られている。タイ東北部の朝市

できたてのもち米「カオニャオ」と黒もち米「カオニャオ・ダム」

もち米「カオニャオ」は、水に少なくとも5時間、できればひと晩水に浸けてから蒸す。約15~20分蒸したらひっくり返し、さらに5~15分蒸す。タイ東北部ウボンラチャタニの朝市

竹で編んだ蒸し器。カオニャオは腹持ちがいい

タイ東北部シーサケートの朝市 カオニャオを大きな葉の上にのせ売っていた

ビニール袋に入れたら風味が半減するという。葉を裏表十字にし、四角に包む。朝市で買い、お昼に出先で食べたりもする。10バーツ(35円)

カオニャオの蒸し方の基本形 タイ東北部

カオニャオは小さく丸めガイヤーンをかじりながら食べたり、空心菜炒めの汁につけて食べるのが自分流。また、カオニャオに甘いシロップをたらし、マンゴーといっしょに食べる。

Sticky Rice, NE Thailand

タイの市場で売られている「魚料理」いろいろ

タイの市場には調理された「魚料理」が他の料理と一緒に売られている。これは、タイの多くの家庭には調理する台所がなく、日常の食事は市場で買ってきた惣菜を家で食べるからである。

若い頃は、市場といえば臭いというイメージがあり、なかなか近寄らなかったが、最近はどこの地方へ旅しても市場には必ず足を運ぶようになった。

タイ北部ランパーンの市場 揚げたプラーニン

タイ北部ランパーンの市場 上にのったハーブ類も一緒に付いてくる

タイ北部ランパーンの市場 焼き魚にさらに味付けされている

タイ北部ランパーンの市場 この魚料理は街中のフードコートでも見る

タイ北部ランパーンの市場 扱いやすく竹串を通した焼きナマズ

タイ北部ランパーンの市場 煮た魚料理ハーブのせ

タイ北部ランパーンの市場 一手間かけた揚げ魚料理

タイ北部ランパーンの市場 小ぶりの揚げ魚 20バーツ(70円)

タイ北部ランパーンの市場 バナナの葉で包んだ雷魚の身を蒸した「ホーモックプラー」

タイ南部ナコーンシータマラートの市場 縦に切れ目を入れている

タイ南部ナコーンシータマラートの市場 すっぱ辛いと思われる魚料理

タイ東北部ウドンタニの市場 粗塩をまぶして焼く

タイ東北部ウドンタニの市場 焼き上がった粗塩焼き

タイ東北部ウドンタニの市場 粗塩焼き、皮を剥がすとこんな感じ。これが一番好き

タイ東北部メコン川沿いの市場 後ろにメコン川が流れている 

タイ東北部メコン川沿いの市場 焼き魚屋用にさばく

タイ東北部メコン川沿いの市場 ナマズの一種

タイ東北部メコン川沿いの市場 魚の種類も豊富

タイ東北部メコン川沿いの市場

タイ東北部メコン川沿いの市場

竹を4つに裂いてそれぞれに魚を串刺しにして料理し売っていた(ナコンラチャシマ)

南イサーンの市場 焼きナマズ

南イサーンの市場 輪切りの赤唐辛子をのせた魚料理

南イサーンの市場 魚の腹に香草を詰め込んで焼くこともある

南イサーンの市場 小型魚はまとめて竹に挟んで焼く

南イサーンの市場

南イサーンの市場 このように焼き物屋にも魚料理

タイ東北部スリンの市場 養殖魚プラーニン(ティラピア)身が厚く味のよい魚としてタイでは人気。1匹59バーツ(200円)

タイ東北部ウドンタニの市場 十字に切れ目が入っている。この魚料理のつけダレもある

タイ東北部サコンナコンの市場 タクライ(レモングラス)風味かな

タイ東北部サコンナコンの市場

チェンマイのターニン市場 魚のゲーン(カレー)も数種類ある

このようにタイの市場では、調理された様々な「魚料理」が売られています。これらを買って帰り、家族と一緒に食べているようです。

Fish dishes sold in the market, Thailand

チェンマイ大学農学部昆虫学

チェンマイ大学農学部の昆虫学に関する動画です。

(349) แนะนำสาขากีฏวิทยา คณะเกษตรศาสตร์ มหาวิทยาลัยเชียงใหม่ – YouTube

Entomology, Faculty of Agriculture, Chiang Mai University, Thailand

シンプルなタイ料理「キャベツのナンプラー炒め」

以前、東京久米川のカウンター席しかないような小さなタイ料理屋に、呑兵衛のタイ人と行ったことがある。そのタイ人が真っ先に注文したのがメニューにはない「キャベツのナンプラー炒め」だった

タイ人ママさんが目の前で作っているのを見ていたが、とてもシンプル

キャベツを大きく切り、ただナンプラーで炒めるだけ。塩コショウはいっさい使わない

ナンプラーの塩気でタイ焼酎がすすんだ。しかもヘルシーで安上がり

シンプルなタイ料理「キャベツのナンプラー炒め」

メニューにはない「キャベツのナンプラー炒め」をまた食べに行った。見た目よりホントに美味しい

ナンプラーの適度な塩気で、タイ焼酎「モンシャム」がすすむ。あとは美味しいガイヤーンがあればそれでいい

東京久米川の小さなタイ料理屋さん

自分で作ってみた(笑)

この「キャベツのナンプラー炒め」は、具材を入れれば応用が広がりそう

Stir-fried cabbage with Nampula, Kumegawa, Tokyo, Japan

タイ東北部の朝食「カイガタ」鍋焼き玉子

タイ東北部の朝食と言えば、やっぱり目玉焼きが主役の「カイガタ」とパン

フランス植民地時代のベトナムで生まれ、ラオスを経由しタイ東北部に伝わったとされる

「カイ」は卵、「ガタ」は鍋を意味するように、専用の小さな平たい鍋で一人前ずつ調理し提供される

材料は卵の他、「クンチェン」と呼ばれるイサーン名物の甘いソーセージや「ムーヨー」(豚肉をバナナの葉に包んで蒸した豚肉蒲鉾)、豚肉、ネギなど

熱した平たい鍋にバターの塊を落とし、卵を2個入れる。ほんの少しだけフタをして玉子の下面を焼く。フタをとり、甘い細切りにしたソーセージや豚肉蒲鉾など3種類のトッピングをして出来上がり

玉子2個をそのまま目玉焼きにするタイプと卵黄をつぶすタイプがある

忙しいところをコックさんに尋ねたら、このカイガタ(鍋焼き玉子)はベトナムから伝わった料理、と言っていた

タイ東北部の朝食「カイガタ」鍋焼き玉子、ナコンパノム

宿の朝食バイキング、毎朝フランスパンとともに2皿食べていた。ナコンパノム

鍋に卵2個落とし、3種類のトッピングをする

3種類のトッピング、甘いソーセージが印象的

具材を玉子焼きにのせたところ

まず熱した鍋にバターの塊を落とすところから始まる

3つのレンジで同時進行、手際がいい

鍋ごと皿にのせて出来上がり

卵黄をつぶさないタイプが一般的

卵黄2個のうち1個をつぶすタイプ、ケチャップで食べる

タイ東北部ウボンラチャタニの朝食屋さん、ここでも「カイガタ」

甘いソーセージ「クンチェン」と「ムーヨー」(豚肉をバナナの葉に包んで蒸した豚肉蒲鉾)は共通している。ウボンラチャタニ

ウボンラチャタニでは「カイガタ」と名物「ムーヨーンサンド」焼きたてのパンにムーヨーン(豚肉を乾燥させて繊維状にしたもの)を挟んだパン。これを食べるとウボンに来たって感じがする

「カイガタ」と「ムーヨーンサンド」のセットを毎朝食べていた。ウボンラチャタニ

レタスが彩りを添える。セットで50バーツ(170円)ウボンラチャタニ

タイ東北部コンケンの朝食屋、みなさん「カイガタ」を食べて出勤していた。頭上にカイガタのセットメニューの広告

これがカイガタのセットメニュー。タイ東北部コンケン

タイ東北部チェンカーンで食べた「カイガタ」

チェンカーンでは「カイガタ」と「パトンコー」(揚げパン)。パトンコーは甘いコーヒーにつけて食べる

チェンマイのうちの近くでも「カイガタ」を食べることができた。39バーツ(130円)

ところが、タイ南部ナコーンシータマラートのホテルにも「カイガタ」があった!

タイ東北部の朝食は「カイガタ」、お粥を食べる人たちもいっぱいいる。

Pan fried egg, NE Thailand