ゲーンハンレー แกงฮังเล はタイ北部の郷土料理で、もともとはビルマ(ミャンマー)から伝わってきた料理である。ゲーンは「カレー」、ハンレーはビルマ語で「豚肉」を意味する。
豚バラ肉の塊を食べやすい大きさのブロックにカットし、タイ生姜やレモングラス、ニンニク、少量のトウガラシなどの香味野菜と、香りの良いスパイスとともに馴染ませた後に、じっくりと柔らかくなるまで煮込んで仕上げたタイ北部のカレーである。口に入れると生姜の香りと甘さが全面に広がり、いわゆる辛いタイカレーとは異なり、辛みの苦手な旅行者も満足する。ココナッツミルクを使わないのも特徴である。もち米ご飯カオニャオと一緒に食べる。
ぶっかけ飯の一品「ゲーンハンレー」4品のせで60B 2023/12/14 更新
チェンマイの街中の食堂で食べるゲーンハンレー
細切りの生姜が風味を主張するゲーンハンレー
小鉢で注文できる、北タイの郷土料理店には必ずあるゲーンハンレー
オススメのチェンマイの北タイ料理店「フアンムアンチャイ」のゲーンハンレー
とろみが少なく汁っぽいゲーンハンレーもある。カントーク料理&民族舞踊「クムカントーク」
一度軽く揚げた豚肉を使う店もある
フアンムアンチャイの北タイ料理セットのゲーンハンレー
オールドチェンマイで伝統舞踊を観ながら食べるカントーク・ディナー、お代わりも無料で持ってきてくれる
チェンマイの郷土料理店によっては、このような食器で出てくる
オールドチェンマイの丸膳カントークには必ずゲーンハンレーがのっている。タイ料理のことをほとんど知らなかった学生時代に、ここで初めてゲーンハンレーと出会い、とても美味しかったので覚えている
北タイ料理店「フアンムアンチャイ」の北タイ料理セット、中央には決まって「ゲーンハンレー」が配されている。日本からチェンマイに来た友人との会食のときは、必ずこのメニューとタイ・ビール、ご飯はもち米カオニャオ
チェンマイを旅行する人は、どんなチェンマイ名物料理を食べて帰っているのだろう。カオソーイ、サイウアはよく聞くけど、「ゲーンハンレー」はあまり聞かない。
Northern style pork curry with ginger in Chiang Mai