ネパールの首都カトマンズは、「人よりも神々のほうが多く住む町」といわれるほどこの街には、仏教やヒンドゥー教を中心とした宗教施設が多く点在している。
■ ネパール最古の仏教寺院スワヤンブナート
ネパールの仏教寺院にはブッダの目が描かれているのが大きな特徴である。この寺院はネパール最古の仏教寺院で、世界遺産に登録されている。
緑に囲まれた小高い丘の頂上にあり、太古の昔、カトマンズ盆地がまだ湖だったころからこの丘の上に建っていたという伝説があるという。
400段近い石段を上ると、そこには黄金に輝く高さ15mの仏塔があり、その仏塔の先から四方八方へ伸びる5色の鮮やかな旗が目に飛び込んでくる。チベット仏教で用いられる五色の祈祷旗である。青は空、白は風、赤は火、緑は水、黄色は大地を表しており、その一枚一枚に経文が書かれている。5色の旗がたなびく様は、ネパールを象徴する風景となっている。
また猿が多いことから「モンキー・テンプル」ともいわれている。
ネパール最古の仏教寺院スワヤンブナート

「マニ車」の側面には経文が刻まれており、手で回転させた数だけお経を唱えるのと同じ功徳があるとされている

この猿何考えてんだろう! 神聖なる牛の鼻先をイスがわりにしてる(笑)

赤ちゃんを抱いた母猿が、強引に割り込みお供え物のバナナをパクったが、何のお咎めもないモンキー・テンプル



スワヤンブナート寺院からカトマンズの街が一望できる

カトマンズの人たち

■ ネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナート
こちらも世界遺産に登録されているヒンドゥー教の寺院。ガンジス川の支流であるバグマティ川沿いに建てられていて、川岸で火葬をし、その灰を川に流すのである。この日も火葬が行われていた。
この寺院には、自分の顔にティカという染料を塗ったサドゥーがいる。サドゥーとは、ヒンドゥーの修行僧のことで、家や名前など全てを捨てて出家し、修行の旅を続ける人のことをいう。
ネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナート

呼び止められたので付き合ったらチップを要求された(笑)

パシュパティナート寺院の火葬場 ガンジス川の支流、聖なるバグマティ川の水で身体を清めた後、組み上げた薪の上に遺体を寝かせ、藁で覆った後、火をつける。そして2~3時間で遺体は燃え尽きて灰になり、その灰はバグマティ川に流される。
輪廻転生を信じて墓を造らないヒンドゥー教徒にとって、それは理想的な死の形とされている。

後ろに見えるのがパシュパティナート寺院

額にマークするティカは、道端で売ってる。婚約、既婚、死別で色が違うらしい。原則として既婚で、なおかつ夫が存命中のヒンドゥー教徒の女性がつけるものだという


ネパールという国は、仏教とヒンドゥー教が共存する国であることを実感した。またヒンドゥー教徒でないと入れない寺院もあった。(2017年7月30日~8月3日)
Kathmandu, Nepal
ティカ、そういう意味があったんですね!!
結婚指輪みたいな感じ?なのかな??
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すごい! 結婚指輪なるほど・・
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いや、単なる推測ですから…(^-^;
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