チェンマイの伝統行事「インタキン祭り」2025

ワットチェディルアン寺 วัดเจดีย์หลวง で5月23日(金)~29日(木)まで開催されたチェンマイの守護と繁栄を願う伝統行事「インタキン祭り」ส่อออินทร์คีน へ28日と29日に行ってきました。

本堂の前の仏像にはたくさんの花が手向けられ、中には水かけ祭りの時のように仏像に聖水をぶっかける人たちもいた。

本堂ではお参りの記念撮影をする人々もいたり、その背景には金ぴかの荘厳な立像が、周りにはたくさんの仏像が鎮座している。

最小貨幣25サタンコインがたくさん入った容器を50バーツで分けてもらい、ワットチェディルアンに集まってきた108人の僧侶一人ひとりにタンブンした。

ワットチェディルアン寺入口の表札

本堂の前に鎮座する仏像 พระพุทธรูป にたくさんの花が手向けられている

向かって右手には瓶に入った聖水があり、それを銀の小さなお椀ですくい仏像 พระพุทธรูป めがけてぶっかけるチェンマイ人、さながら「水かけ祭り」

金ぴかの立像 ประธาน は圧巻、周りにはたくさんの仏像が鎮座している、その前でお参りの記念写真を撮るチェンマイ人たち、きっと仏像は時の流れを感じているはず

すべての鉢にタンブンするための最小貨幣25サタンがたくさん入った容器を50バーツで交換してもらう

ワットチェディルアンに集まってきた托鉢僧の鉢が108個並んでいて、それぞれにタンブンする。交換してもらった25サタンコインを1鉢に1個ずつタンブンすると最終的にかなり残る

集まってきた僧侶108人それぞれにタンブンしている様子 (動画)

右手を上に左手を下にして両手を胸の前で交差させている「金曜日生まれの守護仏」พระพุทธรูป ปางรำพึง の左胸に金箔を貼りお参りした。こちらの僧侶も金曜日生まれだった 

80年前の大地震で仏塔の先の部分が崩壊したチェンマイ最大の仏塔「ワットチェディルアン」

チェンマイの人たちはどうやって巨大な仏塔に聖水をかけているか、ロープにセットされた筒状の水入れに聖水を入れ、ロープを手繰り最上段まで運び、その水入れを僧侶が他方のロープを引き寄せると聖水が入った水入れが逆さまになり聖水が仏塔にかかる仕組みになっている สรงน้ำเจดีย์ สรงน้ำพระ (動画)

仏塔を正面から見たところ

最終日は仏塔正面の「金曜日生まれの守護仏」พระพุทธรูป ปางรำพึง に前日と同じように左胸に金箔を貼りお参りした。こちらの女性は右胸あたりに貼っていた。金箔は金を超極薄に伸ばしたものだと云う。紙に挟まった金箔1枚10バーツ

児童生徒たちも先生引率のもと参加していた。後ろに見えるのがセレモニー用のステージのようだ

「インタキン祭り」期間中は朝から夜遅くまでやっている。多くの人は昼間は仕事があるので、夜に集まり伝統的な踊りが披露されるという。

タイのお茶のブランドに「108 CHA」があるが、ワットチェディルアンの托鉢僧の鉢が108個、日本の大晦日の除夜の鐘も108回撞かれ、一人の人間につき108個の煩悩があると云われ、数珠の珠も108個である。この共通した「108」は仏教と何かしら深い関係があるのだろうか…

投稿者: パッタイ

タイの自然や文化、人が好きです。

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