タイ北部チェンマイの「マッサマンカレー」

マッサマンカレーは、タイ語ではゲーンマッサマンแกงมัสมั่นという。その「マッサマン」とは「イスラム教の」という意味である。ネットなどでは「主にタイ南部で食べられている甘みのある美味しいカレー」と。タイ南部に住むイスラム教徒の多くはマレー系であるが、タイ北部チェンマイにも100年以上の歴史を持つ立派なモスクがあり、中国雲南方面から移住してきたイスラム教徒が大勢住んでいる。

タイ南部のマレー系マッサマンカレーは甘みがあるのに対し、中国雲南系を引くタイ北部チェンマイのマッサマンカレーはピリ辛である。

チェンマイで食べる鶏肉とジャガイモ、かための豆腐、キノコの「マッサマンカレー」 赤唐辛子がのり程よい辛さで、とても美味しい(Massaman House

豆腐とキノコのピリ辛のマッサマンカレー(Massaman House

フルーツも一緒に(Massaman House

チェンマイの外国人長期滞在者が多いサンティタム地区にあるマッサマン専門店「Massaman House」

同じくチェンマイ・サンティタムにある一般食堂の「マッサマンカレー」 そこそこ辛くて汗が出るが美味しい。ジャガイモがたくさん

宗教上の理由で豚肉を使わず鶏肉を使う。ご飯も注文するが、マッサマンカレーの量が多く、お腹パンパンになる。辛くて美味しい

チェンマイの喧噪から一歩離れたサンティタム地区の一般食堂にもマッサマンカレーがある。英字メニューを用意し、装飾も施したら、欧米人客が増えた

もっともポピュラーな鶏肉、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンのマッサマンカレー。80バーツ(260円)+ご飯10バーツ

サンティタムの食堂のマッサマンカレー、骨付き鶏もも肉を3時間煮込んで作っているという。ライス付きで75バーツ (2022/08/02)

チェンマイ大学の学食でぶっかけ飯、3種盛のうち1種をマッサマンカレーにしたら全体がマッサマン風味になった(笑) 35バーツ(110円)

チェンマイの「マッサマンカレー」は、タイ南部のマレー系の甘口ではなく、中国雲南系の辛みのあるマッサマンカレーで、おそらく使われているスパイスの種類や配合割合も違うのかもしれない。

東京の松屋で「マッサマンカレー」を食べたが、タイ南部のマレー系マッサマンカレーだった。

投稿者: パッタイ

タイの自然や文化、人が好きです。

タイ北部チェンマイの「マッサマンカレー」」に7件のコメントがあります

  1. チェンマイのマッサマンカレーは、雲南省から来ているから辛みが強いんですね!!
    タイ南部のはココナッツミルクの甘味があって、影響されている国が違うので面白いですね☆

    いいね: 1人

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