チェンマイの南東5kmのところに広がる地域に、メンラーイ王によってランナー王国最初の都が築かれた。しかしピン川の水位よりも低いこの地は度重なる氾濫・洪水によって都は土砂に埋まり、チェンマイへの遷都後何百年もの間忘れ去られていたという。
それが1984年に当時の遺物が偶然発見され発掘作業が始まったが、範囲が広い上に遺跡が点在しているため今もなお発掘作業は続いている。
ウィアン・クム・カーム遺跡 เวียงกุมกาม の大半がレンガの基壇部や崩れた仏塔だが、寺院を囲む防壁や門、階段の飾り、井戸などが良好な状態で残っているところもある。
ワット・イーカーン遺跡

ワット・イーカーンの仏塔 煉瓦がむき出しになっている

ワット・プーピアの仏塔 上部まで残っている

ワット・プーピアの仏塔

門がよい状態で残っている

この門もよい状態で残っている

上部が欠損したワット・ファノーンの仏塔 周りを囲むチャーンロープと呼ばれる象が4体だけ残っている

ワット・ナーンチャーン 本堂への階段の手すり部分に「マカラ」というワニと魚が合体した神獣が辛うじて残っている

ワット・タートカーウの仏像

本堂基壇部と階段がしっかり残っている

仏塔の基部だけが残っている

基壇部と仏塔の基部しか残っていない

井戸とサワディーオブジェが残っている

良好な状態で残っている井戸の跡

当時の木製の象 現在も信仰の対象になっているようである

同じく木製の象 時を越えて残っている

ウィアン・クム・カーム遺跡へは、チェンマイからトゥクトゥクを半日チャーターしてゆっくり廻った。現地では馬車や専用のミニバスもある。2012/12/30
Wiang Kum Kam Remains, Chiang Mai, Thailand
木製の象、歩き出しそうですね。皮膚の質感まで本物みたい。
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初めてチェンマイに行った時、荷物すべて船便で送り、買った木彫りの象さんを抱いて持ち帰りました(笑) 格安のパキスタン航空は当時機内持ち込みは20kgまででした。
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