東京日本橋にある昆虫食レストランANTCICADAで昆虫を素材にした「コース料理」を堪能した。前菜からスープ、メイン、締めのコオロギラーメンやデザートまで、旬の食材を使った料理のフルコース。料理一品ごとに厳選された酒が用意されていた。
”地球を料理する、ANTCICADAの挑戦” にワクワクした。
うす暗いカウンター席に案内されるとすぐにフタホシコオロギとイエコオロギを使った「コオロギスナック」と、フタホシコオロギを原料に使用した「コオロギビール」が出てきた。
玄関左壁のオオクワガタの足をデザインした表札が目を引く

案内されたカウンター席にはオオクワガタの足のプレートがあり、予約席の印か

席に着くとフタホシコオロギとイエコオロギを使った「コオロギスナック」に、フタホシコオロギを原料に使用した「コオロギビール」が出てきた

初めて飲んだ「コオロギビール」

コオロギビールの原料

「コオロギのつゆ」に入った飛竜頭には春菊が合うという

この料理に合う酒は「百吉納」63度

新鮮なウニに自家製の「コオロギ醤油」をたらして頂く

酒は「加世田」30年マンサニージャ

ANTCICADA自家製「コオロギ醤油」

赤ワインビネガーと黒糖で煮詰めて酸味とコクをまとわせた「蜂の子」をスプーンですくい「カボチャのスープ」につけて頂く。オオスズメバチとキイロスズメバチの前蛹

旬の植物を添えた濃厚な「カボチャのスープ」

酒は新潟の「YASO GIN」41%

店主の篠原さんがオオスズメバチの巣と動画を使って説明してくれた

「オオスズメバチ酒」

「セミの気持ち」穴4つのうち2つに「マスカットジュース+山椒」と「牛乳+みりん」が入っている。穴にストローを突っ込み樹液を吸う。樹液が入ってなかったら次の穴。セミの気持ちになれた(笑)

「セミの気持ち」のからくり

「ドジョウの揚げ春巻き」6匹使用、ユリ科の野草ノビル添え、辛子白みそマヨ

酒は「昭和下町酎ハイ」令和仕立て

島根県安来産のドジョウが料理に使われている

ボタンボウフウの蕾を散らした猪の「イナゴ醤」かけ、焼きカブ添え

酒は「舞美人」チェリーラム

酒は「にいだしぜんしゅ にごり」 コオロギをトッピングしているのは店主の篠原さん

締めの「コオロギラーメン」フタホシコオロギとイエコオロギのトッピングが嬉しい(^ム^) スープの出汁はコオロギ2種100%、80匹使用

ラーメンスープの「出汁がら」を見せてくれた

「タイワンタガメ」とフキノトウ、どぶろくのデザート

微炭酸ハーブティー

「カイコの糞」と金柑のタルト

「カイコの糞」は料理やデザート、お茶に使われるが、産地により匂いや色が異なる

「地球を味わうコース料理」のお品書きには、店主篠原さんの哲学「食は作業ではない、冒険だ。」が記されている。頂いたコオロギラーメンのステッカー

コオロギの鳴き声を聞きながら昆虫食の楽しさを教えてくださった篠原さんをはじめスタッフの皆さんに心より感謝します。
お店を後にする頃にはかなり酔っぱらってしまった(笑) 2021/3/19
「地球を味わうコース料理」(6,400円)、厳選されたアルコールのペアリング(3,600円)
お札一枚で、これを堪能できるのは魅力的ですね。
どれも丁寧な味が写真からも拝見できて、興味深いです。
コオロギもtropideresさんの投稿を見ていたら、慣れてきました笑
後は、せっかくなので一緒にコースを堪能してくれる人が欲しいです!!
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コメントありがとうございます。
いいね、いいね、僕も昆虫食の普及に貢献してますね(笑)
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