アンコール遺跡群カンボジア「バンテアイスレイ」と「クバールスピアン」

「バンテアイスレイ」赤っぽい砂岩で造られた美しい寺院だった。砂岩に施された微細な彫刻はとても優美で、保存状態もきわめて良い。一風変わった遺跡で、しっかり記憶に残る遺跡だ。

「クバールスピアン」車を降りて樹林の中の山道を1,500mほど登ると、そこには川底や川岸に遺跡が見られた。これらは状況からして、山腹に遺跡があり、そこへ二次的に川が流れ込んできたのではないだろうか。

「バンテアイスレイ」クメール美術の至宝といわれている

バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味する

ヒンドゥー教の寺院「バンテアイスレイ」

女神像は、中央に3基ある祠堂の壁に彫り込まれている。門衛神も含めて1基8体ずつあり、計24体の神像が祠堂群を守っている

水中遺跡「クバールスピアン」乾季は川の水が干上がり川底の彫刻が露出し、雨季には続く雨の増水で水中の彫刻が見えない。格子状に配されたヨニ

「1000本リンガ」と、神ヴィシュヌがヘビの神アナンタの上に横たわってくつろぎ、彼の足元には女神ラクシュミー女神が、またハスの花びらの上に神ブラフマーがいる彫刻

苔むしたこのレリーフは、何を表現しているのだろう…

シバの妻パールヴァティーとリンガ

伝説によれば、リンガが巨大な火柱の姿で天から地上へ突き刺さった時、ブラフマーが四角形の鞘となって地中にもぐったリンガを包んで大地を守り、シバの法力を表す円柱の部分だけが地上に現れたという。リンガとヨニの組み合わせはすべての創造の源であり、豊穣多産を意味していると言われている

「バンテアイスレイ」は、シェムリアップの街から40kmほど離れたところにある10世紀半ばに造られたヒンドゥー教の寺院遺跡で、「クバールスピアン」は、バンテアイスレイの12km東にあり、クバールスピアン川に沿って存在する。

「バンテアイスレイ」は遺跡保護上の制限があるのでレリーフを細かく撮影するためには望遠レンズがあった方がよく、また「クバールスピアン」は川底や川岸にあるので、訪れる時季を考慮した方がよい。(2017年6月23日~29日)

投稿者: tropideres

タイの自然や文化、人が好きです。

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