ヤンゴンの北東約70kmに位置するバゴーは、バガンやマンダレーと並ぶミャンマーの古都である。
バゴーには、ミャンマーで最も高い仏塔や、多くの巨大な仏が建立され、ジャングルに埋もれたままになっていた寝仏などがある。
「シュエモードー・パヤー」ヤンゴンのシンボルでもあるシュエダゴン・パヤーの高さ99.4mに対し、シュエモードー・パヤーはそれを上回る114mの高さで、ミャンマーで最も高い仏塔として、古都バゴーの地に堂々とそびえている。

仏塔は多数の小さな尖塔に囲まれている

黄金の仏塔「シュエモードー・パヤー」は、どこからでも見ることができる

「シュエターリャウン寝仏」この巨大な寝仏は、イギリス植民地時代、鉄道敷設のための調査の折、密林の中から偶然発見されたという。全長55m、高さ16m、顔の大きさが6.86mという巨大なものであるが、仏様らしく柔和なお顔をしている。

「チャイプーン・パヤー」高さ30mの柱の4面に巨大な仏像が鎮座している。これはモン族が建立したと言われ、この仏像の建立に携わった4人のモン族女性の内、誰かが結婚したら仏像が壊れると言われていて、一人が結婚したところ本当に一体の仏像が壊れてしまったという伝説が残されているという。4体の仏像はほぼ同じ姿形をしているが、何れも目元パッチリ、鼻筋は通り、唇も真っ赤な口紅が塗られていて、日本では見られない艶やかさである。大きな爪にはネールもして、とてもお洒落な仏様たち

バゴー寺院巡りの途中「バゴー駅」に立ち寄った

駅舎はいたってシンプルで、すぐホームになっている

待合所は、お昼寝の場と化していた (笑)

驚いたことに駅の近くにタイ料理屋があった。実は、バゴーにはタイからの観光客がたくさん来るという

ミャンマーの古都バゴーで食べるタイ料理「ガパオ」

子供の頃、ビルマの首都はラングーンと教わったが、それがミャンマーの首都ヤンゴンに変わった。そして現在の首都は、ヤンゴンからネピドーに遷都している。旅の途中、一瞬バゴーとネピドーとを勘違いしてしまった(笑)(2017年7月10日~7月15日)
Bago, Myanmar