カエルの国ヤソートーンでカエル料理を食す

カエルの国ヤソートーンの食堂で「カエル料理」を食べた。タイ東北部イサーンの市場や夜市で、竹串に挟んで焼いたカエルはよく見るけど、食堂に入り、カエル料理として注文して食べたのは初めてだった。

カエルのガパオ炒め

カエルを骨までミンチにして炒めてあるので、骨の破片がいっぱい。カルシウム抜群。ガパオの風味が強く、しかも辛い。嗚呼イサーンだ。

カエルの唐揚げ

フライドチキンみたいで食べやすかったけど、食べるところが少なかった。一般にカエルの肉は鶏肉に似ていると言われるけど、鶏肉とは違って、やっぱりカエルの風味だった。

川べりにでっかいガマガエルがいた。内部はちょっとした博物館になっていて、日本のガマガエルも展示されている。ガマガエルの口の部分は展望台に。

この地域には、カエルにまつわる「パヤー・カン・カーク物語」という説話が言い伝えられている。

昔々、この地方に存在したというインタパット国での出来事。

ある夜、この国のお妃であるシーダー妃が奇妙な夢を見たかと思うと子供を身籠ります。しばらくして生まれてきたのはカエルの顔をした赤ん坊。心配した王と妃が占い師に診てもらうと「この王子は将来この地に必ず繁栄をもたらすであろう」とのお告げでほっと一安心。

パヤー・カン・カーク(カエル王)と名付けられた子供は占い師の言葉通りその後立派に成長し、土地の人々や動物たちからも尊敬を集める存在に。

これに嫉妬し面白く思わなかったのが天空に住んで空を司る神、パヤー・テーン(พญาแถน)。人間たちを困らせてやろうとナーガ(蛇神)を操り雨を一切降らせないようにしたため地上はたちまち旱魃。人々は飢饉で苦しむことになります。

パヤー・カン・カークはパヤー・テーンに使者を送り、雨を降らすよう交渉するも決裂。この場に及んでついに両者は刃を交えることに。

激しい決戦の結果、最終的にはパヤー・カン・カーク軍が勝利。「地上からロケット花火を打った時は我々が雨を必要としている合図じゃ。必ず雨を降らすようにな」という約束をパヤー・テーンに結ばせます。

その後、大地が乾く乾季の終り頃になるとナーガの形を模したロケット花火を打ち上げるのがこの地での習慣となり、これが今ヤソートーンで有名なロケット祭り(ブン・バンファイ)の由来になったとさ。めでたし、めでたし。(2018/10/16)

投稿者: tropideres

タイの自然や文化、人が好きです。

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